出光興産は3月11日、「健康経営」に優れた上場企業として、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「健康経営銘柄」に初めて選定されたと発表した。
併せて、「健康経営優良法人制度」において、「健康経営優良法人2022 ~ホワイト500~」に認定された。
「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することであり、東京証券取引所の上場企業の中から健康経営に特に優れた企業を「健康経営銘柄」として選定している。
また、「健康経営優良法人認定制度」とは、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度で、上位500社が「健康経営優良法人~ホワイト500~」に認定される。
■同社代表取締役社長 木藤 俊一氏 コメント
「当社グループは「人が中心の経営」を掲げ、尊重される人材の育成を究極の目的としております。そして人の力を最大限に発揮するためには、従業員一人ひとりの健康が必要不可欠です。今後も、 グループ全従業員が心身ともに活き活きと働くため、健康経営を実践してまいります。」
■同社の主な取り組み
・ヘルスリテラシーの向上及び生活習慣病予防
生活習慣病予防のための望ましい習慣「出光ヘルスアクション」を打ち出し、社内での取り組みを推奨している。また、定期健康診断結果について「健康管理区分」を設定し、ハイリスク者には産業保健スタッフによる保健指導を徹底するなど重症化の予防にも力を入れている。
・メンタルヘルス不調等のストレス関連疾患の発生予防・早期発見・対応
2018年度から0次~3次予防を網羅的に推進。セルフケア・ラインケアについて、様々な状況に応じたeラーニングを用意して対応している。
・受動喫煙防止対策
毎月22日を「スワンスワンデー」として、就業時間内禁煙を推奨している。また、健康保険組合と共同で禁煙外来の費用補助など禁煙への支援を行っている。
・コミュニケーションの促進
全従業員を対象に実施する「やりがい調査」をもとに課題を抽出し、2020年度はインナーコミュニケーションの促進を課題に掲げ、経営層-従業員、上司-部下など様々なレベルでのコミュニケーションの機会を設けた。