郵船出光グリーンソリューションズは1月20日、ボイラ制御最適化システム「ULTY-V plus」(アルティ ヴイ プラス)が、一般社団法人 日本機械工業連合会主催の令和3年度「優秀省エネ脱炭素機器・システム表彰」において、資源エネルギー庁長官賞を受賞したと発表した。
「ULTY-V plus」は、発電所や工場で使用されるボイラに装備することで、燃料投入量調整や蒸気圧力調整などの一連の動作を「自己計測」、「自己分析」、「自己判断」で行うことができる完全自己完結型の制御システム。AI(人工知能)を組み込んだ学習機能により最適な運転へ導くことでボイラ効率を向上させ、燃料使用量の削減による経済性向上とCO2排出量の低減、ボイラ装置の延命化に貢献する。対象ボイラは亜臨界、超(超々)臨界、循環流動層と幅広く、燃料種別も石炭からバイオマス、副生ガス/重油混焼燃料など多種に対応している。
「優秀省エネ機器・システム表彰」は、優秀な産業用の省エネルギー機器・システム、またはCO2排出抑制に効果的な機器・システムを開発、実用化し、脱炭素社会の推進に貢献していると認められる者および企業、団体を表彰する制度。同社は、「ULTY-V plus」のボイラの環境性と経済性を改善するという点が評価されたとしている。
今回の受賞に伴い、一般財団法人省エネルギーセンター主催の「ENEX2022 第46回地球環境とエネルギーの調和展」(2022年1月26日~28日、場所:東京ビッグサイト東4ホール)にて「ULTY-V plus」を紹介する予定。
■ENEX2022 第46回地球環境とエネルギーの調和展への出展概要
日時:2022年1月26日(水)~1月28日(金)
会場:東京ビッグサイト東4ホール
出展内容:「ULTY-V plus」の特長と概要