四日市製油所に搬入されたブルーアンモニアのISOタンクコンテナ
出光興産は12月13日、アラブ首長国連邦の国営石油会社Abu Dhabi National Oil Company(以下「ADNOC」)から同国で製造されたブルーアンモニアを購入し、出光興産グループの昭和四日市石油 四日市製油所への国際輸送・納入を完了したと発表した。
今回輸送したブルーアンモニアは、ADNOCの生産する天然ガスからFertiglobe社(ADNOCとオランダOCI社の合弁グループ会社)がRuwais工業団地内のFertil工場で製造したもので、ISOタンクコンテナによる輸送を経て四日市製油所で受け入れた後は、ケミカル用途として使用される。
ADNOCと出光興産はこれまで45年にわたる原油取引などを通し、良好な関係を築き上げてきた。両社はこの関係を基に、製造時に排出されるCO2を回収・貯留したブルーアンモニアという新たなエネルギーのサプライチェーン構築を目指し、今回の国際輸送実証を協力して実施した。
四日市製油所全景