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2023年7月12日【テクノロジー】

出光、自治体向け道路維持管理サービスの提供を開始

NEXT MOBILITY編集部

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出光興産は7月12日、同社グループの製品配送車両とAIによる道路損傷検知技術を活用した、自治体向け道路維持管理サービスの提供を開始したと発表した。

出光興産・ロゴ

自治体向け道路維持管理サービスは、日本全国にエネルギーを届ける出光グループの輸送車両に、アーバンエックステクノロジーズ が提供するAIによる道路損傷検知アプリを搭載したスマートフォンを取り付け、日々の配送中に道路状態を解析。車両に設置されたスマートフォンが道路損傷を検知すると、損傷個所を自動で撮影して自治体へ報告するもの。

 

自治体の道路管理者は、役所内で勤務をしながらリアルタイムに路面情報を確認し、修繕の必要性の判断してその手配ができるため、日常のパトロールや住民通報に伴う現地確認作業といった道路の維持管理業務の効率化を図ることができると云う。

 

出光では、このサービスの実証を2022年に茨城県鹿嶋市で実施し、市が管理する道路に対して高頻度かつ広範囲に路面情報を取得できることを確認(※1)したほか、日常の維持管理業務にも改善効果を確認(※2)。今年度から、同市にサービスを提供している。

 

 

出光は、今後、道路維持管理サービスを全国の自治体に拡大していくことで、加速度的に老朽化することが懸念される社会インフラに対して、予防保全型インフラメンテナンスの促進、維持管理コストの低減、省人化を図り、地域の安心、安全な道路づくりに貢献していくとしている。

 

※1:既存運用では管理道路の10~20%程度しか巡回できていなかった道路維持管理が、出光グループの製品配送車両3台を活用することにより75%まで巡回できるようになった。
※2:通常、住民の通報を受けて行われる道路状態の確認作業には、職員2名で平均70分(合計作業時間140分)を要するが、同サービスでは、役所内で路面状態の確認ができるため、5分に短縮できた。

 

 

[会社概要]

– 会社名:株式会社アーバンエックステクノロジーズ
– 所在地:東京都渋谷区渋谷1-12-2クロスオフィス渋谷706
– 代表取締役:前田 紘弥
– 設立:2020年4月

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。