
Hyundai Mobility Japan (ヒョンデ・モビリティ・ジャパン)は3月5日、日本電気自動車レース協会
(以下、JEVRA)が開催する「2025全日本電気自動車グランプリシリーズ(以下、EV-GP)」の大会スポンサー契約を締結したことを発表した。
JEVRAは、地球温暖化防止と電気自動車産業の発展および優秀な人材育成を目的に、国内唯一の電気自動車専門レースシリーズである「EV-GP」を、世界に先駆けて2010年より開催。16シーズン目を迎える2025年度のレースシリーズでは、日本各地のサーキットを舞台に全7戦の開催を予定していると云う。
なお同レースには、ヒョンデオーナーが2024年から「IONIQ 5(アイオニックファイブ)で参戦。2024年度の第5戦では、ハイパフォーマンスEV「IONIQ 5 N(アイオニックファイブエヌ)」でクラス優勝と総合優勝のダブルタイトルを獲得している。
今回ヒョンデは、JEVRAが掲げる〝環境に優しいEVレース〟というコンセプトへの共感と、新しいモータースポーツを普及・発展させることを目的に契約を締結。これに伴い、各レースの上位入賞者とシリーズチャンピオンに賞金を授与する「Hyundai N賞(ヒョンデN賞)」を設立し、選手たちの挑戦を後押しする。
<ヒョンデN賞の賞金額>
・各レース:1位 10万円、2位 5万円、3位 3万円
・シリーズチャンピオン(年間総合優勝者):50万円
JEVRA理事長の関谷正徳氏は、ヒョンデとの大会スポンサー契約に際し、以下のように述べている。
「新たに大会スポンサーとして、サポートいただけること大変嬉しく思います。昨シーズンの第5戦では納車されたばかりの〝IONIQ 5 N〟がデビューウィンを飾り大変盛り上がりました。今年もヒョンデをはじめ各モデルが切磋琢磨し、グランプリシリーズをより盛り上げてくれることを期待しています。
2025年度のEV-GPの第1戦では、昨年に続きヒョンデオーナーの方々も参戦し、〝IONIQ 5 N〟がエントリー予定です。レースでの走りを通じて、〝N〟が追求する電動化時代にも変わらない〝ドライビングの愉しさ〟を、レースを応援する皆さまに伝えていくと共に、EVに対する従来の概念から一歩踏み出し、EVをより親しみやすく興味を持っていただけるきっかけとなることを期待しています」。
[2025年度EV-GPの開催概要]
(1)開催日程と会場(予定)
・第1戦:3月29日(土)千葉県 袖ヶ浦フォレストレースウェイ(55kmレース)。
・第2戦:4月27日(日)茨城県 筑波サーキット(55kmレース)。
・第3戦:5月31日(土)岡山県 岡山国際サーキット(55kmレース)。
・第4戦:6月28日(土)千葉県 袖ヶ浦フォレストレースウェイ(55kmレース)。
・第5戦:7月27日(日)栃木県 モビリティリゾートもてぎ(55kmレース)。
・第6戦:8月30日(土)静岡県 富士スピードウェイ(55kmレース)。
・第7戦:10月19日(日)茨城県 筑波サーキット(60kmレース)。
(2)クラス区分
・EV-1クラス:モーター出力400kW以上。
・EV-2クラス:モーター出力250kW以上400kW未満。
・EV-3クラス:モーター出力150kW以上250kW未満。
・EV-4クラス:モーター出力150kW未満。
・EV-Cクラス:コンバート車両 モーター出力自由。
・EV-Sクラス:SUV車両 モーター出力400kW未満。
・EV-Pクラス:モーター出力自由。
・EV-Fクラス:燃料電池車両(FCV)モーター出力自由。
・EV-Rクラス:エンジンで発電するレンジエクステンダー。