兵庫県は9月13日、県内コミュニティバスがGoogleマップで検索できるようになったことを発表した。
兵庫県と県内の全市町(41市町)で構成する「兵庫県地域公共交通MaaS推進協議会」は、県内のコミュニティバスの運行情報を国土交通省が定めた「標準的なバス情報フォーマット(GTFS-JP)」により整備し、Googleへのデータ登録を進めている。
今回、13市町のコミュニティバス運行情報のデータ整備が完了し、スマートフォンアプリ「Googleマップ」で検索できるようになった。これにより、Googleマップにおいて、鉄道、路線バス、航路とコミュニティバスを組み合わせた経路検索が可能となり、公共交通の利便性が向上した。
Googleマップによる経路検索は、出発地と目的地による検索のため、最寄りの駅やバス停の名称がわからなくても公共交通機関での移動が容易になる。また、英語での検索が可能で、訪日外国人観光客も県内を公共交通機関で容易に移動できるようになる。
また、これにあわせて、県内のコミュニティバス運行情報(GTFS-JP)を兵庫県ホームページでオープンデータとして公開。GTFS-JPのデータを公開することにより、経路検索事業者だけでなく、様々な民間企業、研究機関、個人等がデータを活用したWebサイトやアプリの開発によるサービス展開が期待される。
1.今回データ整備を行った13市町のコミュニティバス
(バス運行情報のオープンデータ化とGoogleマップでの検索対応を実施)
(1)神戸市(しおかぜ)
(2)西宮市(ぐるっと生瀬)
(3)猪名川町(ふれあいバス)
(4)加古川市(かこバス(浜手ルート)、かこバスミニ)
(5)加西市(KASAIねっぴー号、はっぴーバス)
(6)市川町(コミュニティバス)
(7)赤穂市(市内循環バス ゆらのすけ)
(8)佐用町(コミバス佐用)
(9)豊岡市(市街地循環バス コバス、イナカー)
(10)丹波篠山市(コミバス ハートラン)
(11)洲本市(コミバス)
(12)南あわじ市(らん・らんバス)
(13)淡路市(あわ神あわ姫バス)
2.兵庫県内のバス路線情報(GTFS-JP)オープンデータ
http://web.pref.hyogo.lg.jp/ks05/gtfs-jp.html