ジョアン・ミル選手とRC213Vの走り
ホンダ・レーシング( HRC )は7月26日、FIM( Fédération Internationale de Motocyclisme/国際モーターサイクリズム連盟 )ロードレース世界選手権 MotoGPクラスに「Repsol Honda Team( レプソル・ホンダ・チーム )」より参戦をしているジョアン・ミル選手( スペイン 26歳 )との、2025年からの2年契約に合意した。
ジョアン・ミル選手
ジョアン・ミル選手は、2016年FIMロードレース世界選手権Moto3クラスにフル参戦すると、翌年に年間10勝を挙げて同クラスのチャンピオンを獲得。2018年にMoto2クラス、2019年に最高峰のMotoGPクラスに昇格し、2020年に同クラスでチャンピオンになった。
2023年からは「Repsol Honda Team」よりMotoGPクラスに参戦しており、これまでに( 2024年7月7日・第9戦ドイツGP終了時点 )グランプリ通算12勝と33回の表彰台を獲得している。
2025年シーズンは引き続き、ジョアン・ミル選手、ルカ・マリーニ選手( イタリア 26歳 )の2名体制で参戦する。またマシン開発を支えるテストライダーには、ステファン・ブラドル選手( ドイツ 34歳 )に加え、新たにアレイシ・エスパルガロ選手( ス ペイン 34歳 )が加入する。
今回の契約更新に際してRepsol Honda Teamのジョアン・ミル選手は、「初めにHondaならびにHRCとこれからの2年間を共に戦えることを、とてもうれしく思っています。このパートナーシップを継続していくことが、私の目標でありましたが、今回実現することができました。
私とHRCは2023年よりパートナーシップを結んでおり、今後も継続していく中で、HRCに対して自分の意見を引き続きインプットすることで、RC213Vの改良に貢献できることを信じています。
自分が何を成し遂げられるか、Hondaが何を成し遂げてきたかを知っているので、このプロジェクトに貢献するために最大限の力を発揮し、自分の役割を果たそうと決意しています。また今シーズンの残りの期間でも、未来に向けて努力を続けていきます」と語った。
また株式会社ホンダ・レーシング(HRC)代表取締役社長の渡辺康治氏は、「2025年からの2年間ジョアン・ミル選手とともに、MotoGPを戦えることを大変うれしく思います。
HondaおよびHRCにとって今までに経験したことがない厳しいシーズンが続いています。このような状況に於いても、ミル選手はチームを信頼してくれており、いかなる時も諦めることなく戦う姿勢には、感謝の思いしかありません。
我々もミル選手と共に1日でも早くファンの皆様の期待に応えられるように、関係者一丸となって全力で巻き返しをしたいと思っています。改めましていつも応援していただいているファンの皆様ありがとうございます。引き続きご声援の程よろしくお願いいたします」と述べた。
ジョアン・ミル(Joan Mir)選手のプロフィール
生年月日:1997年9月1日(年齢26歳)
出身地:スペイン(バレアレス諸島州 パルマ・デ・マヨルカ)
主な戦績
2016年 FIMロードレース世界選手権Moto3クラス 5位
2017年 FIMロードレース世界選手権Moto3クラス チャンピオン
2018年 FIMロードレース世界選手権Moto2クラス 6位
2019年 FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス 12位
2020年 FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス チャンピオン
2021年 FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス 3位
2022年 FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス 15位
2023年 FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス 22位
2024年 FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス 18位
*2024年7月7日 第9戦ドイツGP終了時点