ホンダは６月２９日、「Honda ESG Data Book 2023 （ESGデータブック2023）」を発行し、ホームページ上で公開した。

ESGデータブック2023は、多様なステークホルダーに向けて、ホンダのサステナビリティ（持続可能性）に関する考え方や、2030年ビジョンで掲げる「すべての人に生活の可能性が拡がる喜びを提供する」というステートメントの実現に向けた取り組みを、ESG （Environment（環境）・Social（社会）・Governance（ガバナンス））の観点で網羅的にまとめたレポート。

これまで、ホンダではステークホルダーとのコミュニケーションツールとして、毎年「Honda Sustainability Report（サステナビリティレポート）」を発行。また昨年からは、これ加えて、新たに統合報告書「Honda Report（ホンダレポート）」を発行してきたが、今回、其々のレポートを通じてステークホルダーに伝えする内容をより明確に棲み分けることを目的に、従来の「サステナビリティレポート」の名称を、「ESGデータブック」に改めた。

また、将来に向けた企業価値創造ストーリーに焦点を当てているホンダレポートに対して、サステナビリティに関する基本的な考え方や、ESG各領域の取り組みや関連データといった実績報告を主体にまとめるなど、掲載内容も見直していると云う。

＜主な構成＞

・サステナビリティの考え方。
・環境の取り組み。
・社会（安全・品質・人材・サプライチェーンマネジメント・社会貢献活動）の取り組み。
・ガバナンス（コーポレートガバナンス・コンプライアンス・リスクマネジメント）の取り組み。
・パフォーマンスデータ（環境・社会・ガバナンス、それぞれの関連データ）。

ホンダは、ESGデータブックを通じて、ESGに関する基本的な考え方と取り組みについて、ステークホルダーに理解を深めてもらうと共に、引き続き対話の機会と情報開示の拡充に努めつつ、持続的な企業価値の向上に取り組み、「人や社会の役に立ちたい」「人々の生活の可能性を拡げたい」という創業期からの想いを変わらず持ち続けながら、今後も新しい価値を生み出すために進化することを目指すとしている。