ホンダの軽バン「N-VAN(エヌバン)」が、第28回(2019年次)RJCカーオブザイヤー(主催:特定非営利活動法人 自動車研究者ジャーナリスト会議)特別賞を受賞した。
第27回(2018年次)に、RJCテクノロジーオブザイヤーを獲得した「N-BOX(エヌボックス)」に続くN-VANの受賞により、Nシリーズとしては2年連続の受賞となる。
今年7月13日発売のN-VANは、働く人々の生活を見つめ、さまざまな仕事での使いやすさや優れた走行性能、安全性能を追求。「軽バンの新基準」をコンセプトに開発された。
N-BOXのプラットフォームを最大限に活用し、軽バンに求められる広い積載スペースと積載作業の効率性を追求し、燃料タンクを前席の下に収めるホンダ独創のセンタータンクレイアウト採用により、荷室を低床化、高さのある荷物の積載にも対応する空間を確保。
また、リアシートに加え、助手席にもダイブダウン機構を採用することで、助手席からリアシート、テールゲートまでフラットな空間を実現。さらに、軽バン初(※)のセンターピラーレス仕様により、助手席側開口部が大きくとられている。
N-VANには、軽バンとしての機能性を追求した「G」「L」に加え、質感の高いインテリアや便利な装備、充実したカラーラインアップの「+STYLE」をタイプ設定。商用としてだけではなく、幅広い用途での使用が想定されている。
受賞について、本田技術研究所 N-VAN 開発責任者の古舘茂 氏は、次のようにコメントしている。
「私たちは、日本の働くクルマとして生活に密着した軽商用バンの世界を、より良いものに変えていきたいという想いでN-VANを開発してまいりました。
働く現場で生の声を聞き、時には悩み、議論を繰り返しながら創り上げたこのクルマが、世の中の人たちに受け入れられ、さらにRJC特別賞を受賞できたことを大変うれしく思います。
働く人や、趣味で使う人、N-VANにかかわるすべての人の生活が便利に楽しくなっていくことを願っています。ありがとうございました」
※軽貨物車において。ホンダ調べ(2018年7月時点)
■(ホンダ)N-VAN:https://www.honda.co.jp/N-VAN/