現・取締役代表執行役副社長の倉石誠司氏
本田技研工業は2月18日に指名委員会を開き、定時株主総会日付(2022年6月開催予定)の取締役人事を内定した。更に同日の取締役会で執行役・執行役員人事を決定した。(坂上 賢治)
これにより現・取締役 代表執行役 副社長の倉石誠司氏(63)が取締役会長(4月1日付)に。現・取締役 会長の神子柴寿昭氏(64)は退任して取締役へ。取締役 代表執行役社長は引き続き三部敏宏(60)氏。
現・取締役執行役専務の竹内弘平氏
現・取締役 執行役専務の竹内弘平(62)氏が取締役 代表執行役副社長に。現・執行役常務の青山真二氏(58)が取締役 執行役専務に就任する。異動の理由は、新たな経営体制のもと更なる成長・価値創造を可能とする企業への変革を推進していくためとしている。
加えて世界販売トップ(シェア3割)の二輪事業本部と、農機・建機・小型船舶向け等の汎用エンジンを取り扱うライフクリエーション事業本部(LC)を同じく4月に統合する。同統合で四輪外事業でのエンジン開発部門を統合・効率化させ、パワーユニットの電動化をより強く推し進める。
同社は、小型二輪車やLC部門などで電池規格を共通化する事業にも取り組み中だ。
この結果、同社に6つあった事業本部下の組織を、四輪事業と二輪・パワープロダクツ事業の2組織に再編。加えて地域本部のオペレーションを進化させ、事業執行会議(BOB)と連携したグローバル戦略を実行すると共に、欧州地域本部とアフリカ・中東統括部を統合させる。
同社では「2050年にホンダに関わる全ての製品と企業活動を通じてカーボンニュートラルを実現。より具体的にはハードとソフトやサービスを融合。新たな価値を創造する企業になるべく取り組んで参ります」と述べている。
役員委嘱人事 (PDF319KB)
執行職・部長関連人事 (PDF516KB)
新任執行役員候補者略歴 (PDF328KB)