ホンダの航空機事業子会社である米国のホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company:HACI)は、2月20日(現地時間)、ホンダジェット(HondaJet)の2018年暦年(1月~12月)のデリバリー数が37機となり、小型ジェット機カテゴリーにおいて2年連続で世界第1位(※1)を達成したと発表した。
HACIは、2018年、最新型「ホンダジェット・エリート(HondaJet Elite)」を発売するとともに、従来モデルの性能を向上させる「ホンダジェットAPMG(※2)パフォーマンスパッケージ」を発売。また、日本で12月に国土交通省より型式証明を取得し、初号機の引き渡しを行った。
HACIは、2015年のホンダジェットのデリバリー開始からこれまでに、100機を超える機体を顧客の元に届けてきた。
また、日本を含め9ヵ国の型式証明を取得し、現在、北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、そして日本で販売。これに伴い、機体の販売やサービスを実施するディーラー数の拡大にも取り組んでいる。
HACI取締役社長の藤野道格 氏は、以下のように話している。
「ホンダジェットが世界中のお客様に選ばれていることを大変うれしく思います。2年連続で世界最多デリバリーを達成できたことは、ホンダが最先端技術の開発と発展に邁進してきた証です。私たちは今後も、お客様の生活の可能性を拡げるために、さらなる努力をしていきます」。
※1:General Aviation Manufacturers Association(GAMA)調べ
※2:Advanced Performance Modification Groupの略称。HACI内で編成したグループで、主に既存機の性能のアップグレードなど、先進技術による性能の改善や最新機能の開発を専門に行う。
[会社概要]
– 名称:ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company,LLC)
– 設立:2006年8月
– 出資形態:American Honda Motor Co., Inc. 100%出資
– 代表者:取締役社長 藤野 道格
– 所在地:米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市