ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(HACI:Honda Aircraft Company)は、インド・ハイデラバードのベーグムペート空港で開催中の航空ショー「ウィングス・インディア2018(Wings India 2018)」で、「HondaJet」をインドで初公開すると共に、同国内での受注を開始したと、インド時間の3月8日、発表した。
HACIは、ニューデリー市に拠点を置く「アロー・エアクラフト・セールス・アンド・チャーターズ(Arrow Aircraft Sales and Charters:アロー・エアクラフト社)」を販売代理店「HondaJet India」として指定し、インドにおけるHondaJetの受注を行う。
HondaJetは、主翼上面のエンジン配置(Over-The-Wing Engine Mount)形態や自然層流翼型、一体成型複合材胴体などのホンダ独自開発技術により、クラス最高水準(※1)の最高速度、最大運用高度、上昇性能、燃費性能、静粛性および室内サイズを実現した小型ビジネスジェット機。
2015年12月に米国連邦航空局(Federal Aviation Administration)から型式証明を取得した後、北米、欧州、中南米、東南アジアおよび中国に販売およびサービスネットワークを拡げ、2017年には小型ジェット機カテゴリーのデリバリー数において、世界No.1(※2)を達成した。
これに際して、アロー・エアクラフト社のロイット・カプール取締役は、以下のように述べている。
「この度、HondaJet Indiaとして販売代理店に指定されたことを大変嬉しく思います。高い性能や快適性を誇るHondaJetは、成長を続けるインドの航空市場に大きな変革をもたらすものと期待しています」
また、ホンダ エアクラフト カンパニーの藤野道格社長は、次のように述べている。
「HondaJet Indiaという販売拠点が設けられたことで、アロー・エアクラフト社の強力な販売力により、今後、成長が見込まれるインド市場においてもHondaJetが広く受け入れられていくと確信しています」
※1:Honda調べ 小型ジェット機として
※2:General Aviation Manufacturers Association(GAMA)調べ