電動マイクロショベルPC01E-1
本田技研工業は3月29日、着脱式可搬バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(以下「モバイルパワーパック e:」)」が、コマツが国内でレンタルを開始する電動マイクロショベル「PC01E-1」に採用されたと発表した。
ホンダとコマツが共同開発した「PC01E-1」は、コマツの建設機械の中でも管工事や造園、農畜産など、人や樹木・花卉と密接した作業現場で利用されることの多いマイクロショベル「PC01」に、モバイルパワーパックe:と電動パワーユニット「eGX」を搭載した電動モデル。これまで、市場導入に向けた実証実験が行われてきた。
小型作業機用パワーユニット「eGX」
(5月31日に発表したモデルであり、PC01E-1に搭載される仕様とは異なる)
同社によると、モバイルパワーパックe:は交換式のため、電池残量が少なくなった際もバッテリーを交換することで、充電を待たずに作業を継続することができる。また、低回転でも力を発揮できる電動パワーユニットの採用により、換気が困難な場所や、住宅地などの騒音を回避したい使用環境での作業ニーズに応えるとともに、操作性やメンテナンス性の向上による作業者の負担の軽減や、ゼロエミッションにも貢献するとしている。
なお、モバイルパワーパック e:を二輪車以外で活用した製品が市場導入されるのは、今回が初めて。