東日本旅客鉄道(以下「JR 東日本」)は5月21日、北陸新幹線を活用した荷物輸送サービス拡大すると発表した。
このサービスは、東日本旅客鉄道と西日本旅客鉄道(以下「JR西日本」)が、ジェイアール東日本物流(以下「JR東日本物流」)と協働して、地域の情報発信や地場産業の活性化に向けて北陸新幹線を活用して地域の魅力ある食材や地産品を輸送し、首都圏のエキナカ店舗や駅構内催事で販売するイベント等を実施してきたもの。
今回サービスを拡大し、エキナカだけでなく市中店舗等への配送を開始。北陸新幹線による荷物の輸送サービスによって、北陸の地域資源を生かした価値創造と人々の豊かなくらしづくりをさらに推進するとしている。
今回は、北陸の魅力ある鮮魚類を、金沢駅にて北陸新幹線に積み込み東京駅へ輸送する。これまでは主に東京駅構内にある飲食店舗や催事に向けた輸送を実施してきたが、市中店舗等への配送を開始。今回は大型小売店「イトーヨーカドー」と鮮魚類小売店「魚力」の首都圏店舗へ配送を行う。
今後は、鮮魚類をはじめとする生鮮食品の定期輸送を推進していくほか、医療品や機械部品、新聞等「その日のうちにすぐ届けてほしい」というニーズの高いものについて北陸新幹線による荷物輸送でソリュ―ションを提供していくとしている。
輸送の概要