ソニーグループ(ソニーG)は2月2日、現・取締役 代表執行役 副社長 兼 CFOの十時裕樹氏を、2023年4月1日付で、取締役 代表執行役 社長 COO 兼 CFOとする役員人事を発表した。
これに伴い、現・取締役 代表執行役 会長 兼 社長 CEOである吉田憲一郎氏は、同日付で取締役 代表執行役 会長 CEOとなる。
上記人事は、グループ経営体制の強化を目的に、現社長の吉田氏より提案されたもので、指名委員会での審議を経て、同日開催された取締役会で決議された。なお、同日の取締役会では、現・執行役 専務の御供俊元氏の執行役 副社長 CSOへの就任(2023年4月1日付)も決議された。
吉田氏(現社長)のコメント:
「当社は“クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす”というPurpose(存在意義)の下、多様な事業を営んでいます。グループとしての価値創造に向けてキャピタルアロケーション、事業間連携および事業ポートフォリオマネジメントを着実に実行するために、取締役会とも議論の上、十時の社長昇格とCOO就任を決定しました」。
十時氏(新社長)のコメント:
「ソニーグループの社長 COOを新たに拝命するにあたり、吉田および取締役会からの信頼に感謝すると共に、大きな責任を感じています。事業環境や技術が大きく変化する中でも、顧客に選ばれ、社員を元気にし、優秀な人材を集め、企業価値を高め、そして、社会に還元する、そうしたポジティブスパイラルを、吉田、ソニーグループの経営陣、そして世界中の社員とともに生み出していきたいと考えています」。
隅修三(取締役会議長、指名委員会議長)のコメント:
「昨夏、吉田から、グループ経営体制の強化のために十時を新たに社長 COOに推薦したいという提案を受けました。CFOとしての十時の素晴らしい成果は取締役全員の共通認識でしたが、提案以降、指名委員会においてCOOの必要性や十時の社長 COOとしての適性など、多面的に検討を行った上で、取締役会において審議し、本日、全会一致で決議しました」。