日の丸交通(本社:東京都文京区、社長:富田 和孝)は10月20日、今年中にNearMe(ニアミー)が提供する「シェア乗りサービス」に参入すると発表した。
ニアミーのシェア乗りサービスは、AI技術を活用して最適なマッチングを実施。複数のタクシー利用客が同じタクシーに乗車することで、安価かつ効率的な移動が可能となるサービス。
ニアミーでは、「シェア乗りサービスは快適で環境に優しく、乗り換えや荷物を持ち歩く必要がなく、単独でタクシーを利用するよりもお得な新しい移動手段です。
シェアでお得にドアツードア、通勤や日常使いに。安心して目的地までAIが最適化するルートをプロドライバーで運行します」とサービスについて話している。
より具体的には、乗車にあたって最大6名の少人数制を採り、料金は各ユーザーの乗車距離などに応じて算出。1人でタクシーに乗るより最大50%コスト減になる。
なお、ここのところ政府は、一般のドライバーが自家用車を使って有料で乗客を運ぶ「ライドシェア」導入を検討することで、特に地方や過疎地に於ける交通手段不足を解消を検討中だ。
しかしニアミーとしては、日本全国で24万台が稼働しているタクシーの活用が重要。なかでも市街地でのタクシー運行については、相乗りを有効活用することで人手を増やさず、送迎効率を高められる。
実際、1人でのタクシー利用で、3人の相乗り取れば単純経産でも6倍も輸送量が伸びる。加えて当社のサービスを導入頂くことで、タクシー側は新たなシステム導入を実施することなく営業効率を改善できると説明する。
日の丸交通でも「この新しいサービスを導入することで、タクシーの需要と供給のバランス改善を期待しております」とサービス導入の価値と成果について期待している旨のコメントを残している。