日野自動車は12月21日、一般財団法人省エネルギーセンターが主催する「2020年度 省エネ大賞」の製品・ビジネスモデル部門において「日野プロフィアハイブリッド」で、最高位となる経済産業大臣賞(輸送分野)を受賞したと伝えた。
日野自動車では「Challenge2025」(2018年10月公表) において、社会とユーザーの課題解決に向けた「安全・環境技術を追求した最適商品」の提供を掲げており、そのひとつとして「日野プロフィア ハイブリッド」を2019年6月18日に発売している。
車両重量の重い大型トラックが下り勾配の走行で多くのエネルギーを回生できる可能性に着目し、大型トラックでは世界初となる道路勾配先読み制御や、商用車では国内初となるブレーキ協調回生制御を採用し、高速道路の下り勾配で回生エネルギーを多く回収できる新技術を開発。これによりディーゼル車対比15%の燃費向上を達成し(※社内評価結果)、CO2排出量の削減に貢献していることが今回の評価につながった。
省エネ大賞は、国内の産業、業務、運輸各部門における優れた省エネの取り組みや、先進的で高効率な省エネ型製品ならびにビジネスモデルを表彰するもので、省エネ意識の拡大や省エネ製品の普及などによる省エネ型社会の構築に寄与することを目的として設置されている。