日野自動車は8月18日、人流・物流における社会課題解決にオープンイノベーションで貢献するアクセラレータプログラム『HINO ACCELERATOR 2021~HINO DE SAFARI~』において、応募があった全60社の中から最終選考に進んだ5社によるデモデイ(最終選考会)を開催した。
その結果、損害保険ジャパンがグランプリ、LocationMindが優秀賞を受賞。今後、両社の提案について事業化に向けた具体的検討を開始する。
人流・物流における社会課題を解決したいという志を共にする損害保険ジャパン、LocationMindとともに、課題解決に貢献するソリューションの提供を目指すとしている。
■各賞の受賞企業
【グランプリ】
会社名:損害保険ジャパン株式会社
提案タイトル:ガンバリ運転ゼロプロジェクト(自動車事故ゼロへ向けて)
提案概要:「ドライバーの健康・ストレス状態」と「車両から取得できるデータ」等を掛け合わせることで、健康やストレスに起因する事故の防止につながるアルゴリズムや仕組みを構築し、プロダクト化・サービス化を目指す
【優秀賞】
会社名:LocationMind株式会社(東京大学発の位置情報AIベンチャー)
提案タイトル:日野自動車のVehicle Probeデータを用いたSaaS型事業
提案概要:日野自動車のVehicle Probeデータを用いたSaaS型事業を構築し、トラックを用いる運送事業者やインフラ事業者が高度な事業判断を依拠できるデータ分析を提供する
【HINO DE SAFARI賞】
会社名:合い積みネット/ロジストリング(SAPジャパン株式会社、尾張陸運株式会社、DNTI株式会社 の合同チーム)
提案タイトル:合い積みネット/ロジストリング
提案概要:トラック運送の「明日の空き容量60%」を見える化し、そこに追加荷物を請けることで「運送業の増収増益と安全な運行管理」「荷主のコストダウン」「CO2削減」等の三方良しを実現するオープンプラットフォーム事業
会社名:株式会社シマント
提案タイトル:次世代Hub & Spokeの戦略ツールTMS for XD(クロスドックオペレーション向け配車システム)
提案概要:Hub & Spoke戦略が加速する中、クロスドック(XD)内オペレーション効率化を可能とする
・車両位置情報を利用した荷物ロケーション機能
・伝票と車両の自動割り付け機能を組み合わせたTMS for XD
を提案
会社名:ユニロボット株式会社
提案タイトル:エキスパートナビゲーター共創提案
提案概要:運送事業者の労働時間削減に貢献する音声対話型ナビゲーションサービスの共創提案。ユニロボットのコミュニケーションサービス統合プラットフォーム「unirobot cloud」と日野自動車のコネクテッドデータを組み合わせ、ドライバーと運行管理者間のコミュニケーションを一部自動化し業務効率化を目指す