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2025年3月3日【イベント】

姫路市、大阪ガスらと連携し「関西おでかけ納税」を地域展開へ

坂上 賢治

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兵庫県姫路市は3月3日、大阪ガス並びにギフティと協業し、市内加盟店で利用可能な「姫路市おでかけ商品券(加盟店共通券)」およびデジタル入場券「姫路城入場券+好古園入場券」を展開。関西エリア内の外出先で、ふるさと納税の実現を目指す。

 

この「姫路市おでかけ商品券(加盟店共通券)」とデジタル入場券「姫路城入場券+好古園入場券」は、関西エリア内等の外出先でふるさと納税を実現する「関西おでかけ納税®」としての取り組みの一環となる。

 

そもそもこの仕組みは、eギフトプラットフォーム事業を展開するギフティが考案した「旅先納税®」システムであり、今回、兵庫県姫路市がこれを採用したもの。

 

 

今回は、姫路市、ギフティ、大阪ガスと協業のうえ展開する「姫路おでかけ商品券®」と銘打たれたもので、外出先の関西の街に共感し寄附を行うと、飲食店、体験施設等の地域体験で利用可能なデジタル商品券「おでかけ商品券®」が、その場で即座に返礼品として受け取ることができる(新しいふるさと納税の仕組み)。

 

具体的な使い方では、外出前や外出中に専用サイトからふるさと納税を行うと、返礼品としてデジタルチケットサービス「いっとくパス」を介して発行された「おでかけ商品券®」が即時スマートフォンに送付され、地域の飲食店、体験施設などの加盟店で利用することができる仕組みだ。

 

上記の 「いっとくパス」とは、大阪ガスの顧客と飲食店等をつなぐデジタルチケットサービスで、運用基盤として「e街プラットフォーム®(運営:株式会社ギフティ)」を活用している。無料クーポンの配布やポイントによるデジタル商品券への交換等を通じて、加盟店で飲食等をお得に愉しめる仕組みとしている。

 

ちなみに予てよりギフティが、各地の自治体と行ってきた「旅先納税®」の場合は、自治体が自ら加盟店の開拓や精算、ツール作成などの管理業務を担ってきた。

 

一方で「関西おでかけ納税®」は、加盟店の開拓や精算、プロモーションなど管理業務の一部を大阪ガスが担うため、自治体の負担が軽減され、かつて「旅先納税®」として運用されていた時よりも導入ハードルがより低くなると共に、迅速に開始することができるのが大きな違いとなる。

 

なお、「関西おでかけ納税®」の導入は、兵庫県宝塚市、兵庫県三木市、京都府京都市、京都府宇治市、奈良県天川村に続き、今回の姫路市による導入で6案件目となった。そんな関西おでかけ納税は、先の通り外出前または外出中に専用サイトからふるさと納税することで、その場で返礼品として、おでかけ先の加盟店で使える「デジタルチケット」が手元に届くため、現地での「コト消費」(=飲食、宿泊、アクティビティ等)に使用することで、外出先の地域活性化に貢献できる。

 

今回、展開される姫路市は、世界遺産である「姫路城」を有しており、姫路城周辺にも姫路城西御屋敷跡庭園「好古園」をはじめとする観光地や、賑わいを支える飲食店が多く立ち並んでいる。その魅力を発信するため、姫路駅から姫路城周辺の観光地、飲食店を中心に加盟店化を進めており、同日よりデジタルチケットの発行が可能となっている。また、今回は返礼品として「姫路市おでかけ商品券(加盟店共通デジタル商品券)」に加えて、姫路城・好古園で利用できる専用の「デジタル入場券」も選択できる。

 

大阪ガスグループからDaigasグループへと改められた同社グループでは、「デジタル技術を利用し、お客さまごとに最適なサービス・ソリューションを展開することで、変化の中でのNewノーマルに対応した暮らしとビジネスを実現し、地域経済の活性化にも取り組んでいき、今後も、関西の飲食・観光サービス業の事業者や関西の各自治体の活性化に貢献できるよう、関西おでかけ納税のより一層の普及に努めます」と話している。

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姫路市での「関西おでかけ納税®」および返礼品概要
公式サイト: https://odekake.osakagas.co.jp/location/himeji/ticket/
寄附サイト: https://himeji-odekake.tabisaki.gift
導入先:兵庫県姫路市
導入事業:姫路市おでかけ納税
提供開始日:2025年3月3日(月)
導入目的: 姫路市内の地域活性化
寄附方法:

「旅先納税®公式ホームページ」や「関西おでかけ納税®公式サイト」、もしくは加盟店に設置されたポスターやPOPに記載された二次元コードを読み取る
寄附サイトにアクセスし納税者情報を登録
寄附金額を選択し、クレジットカード決済で寄附完了

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選択可能な返礼品券種と寄附金額:

「姫路市おでかけ商品券(加盟店共通券)」1,500円分:寄附額5,000円
「姫路市おでかけ商品券(加盟店共通券)」3,000円分:寄附額10,000円
「姫路市おでかけ商品券(加盟店共通券)」9,000円分:寄附額30,000円
「姫路市おでかけ商品券(加盟店共通券)」15,000円分:寄附額50,000円
「姫路市おでかけ商品券(加盟店共通券)」30,000円分:寄附額100,000円
「姫路市おでかけ商品券(加盟店共通券)」90,000円分寄附額300,000円
「姫路市おでかけ商品券(加盟店共通券)」150,000円分:寄附額500,000円
「姫路市おでかけ商品券(加盟店共通券)」300,000円分:寄附額1,000,000円
姫路城入場券+好古園入場券:寄附額5,000円
姫路城入場券+好古園入場券+「姫路市おでかけ商品券(加盟店共通券)」1,500円分:寄附額10,000円

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利用方法:
<姫路市おでかけ商品券(加盟店共通券)>

「姫路市おでかけ商品券(加盟店共通券)」の画面から「コード読み取り」を選び、お店の二次元コードを読み取る
使いたい金額を入力し、「支払う」ボタンを押下
お店の人に支払い完了画面を見せ、「店舗名」と「金額」を確認してもらい支払い完了
<姫路城・好古園入場券>
1.「姫路城・好古園入場券」の画面を入場券窓口で提示し、「コード読み取り」から二次元コードを読み取る
2. 利用完了画面を提示し、入場する

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決済方法:クレジットカード決済(VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club)
寄附金使途:世界遺産「国宝」姫路城の保存・継承
利用期限:寄附いただいた日から180日間

 

加盟店:<姫路市おでかけ商品券(加盟店共通券)>
姫路市内の飲食店をはじめとした加盟店30店舗(2025年3月3日(月)時点) ※詳細は公式サイトをご確認ください

 

<姫路城・好古園入場券>

姫路城:公式サイト:https://www.city.himeji.lg.jp/castle/
好古園:公式サイト:https://www.himeji-machishin.jp/ryokka/kokoen/

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社名:大阪ガス株式会社
所在地:大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号
設立:1897年4月10日
資本金:1,321億6,666万円
代表者:代表取締役社長 藤原 正隆
事業内容:ガスの製造・販売、電力の発電・販売 など

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。