合同会社E-KONは8月12日、姫路市および神姫バスの協力を得て、公道で電動キックボードのヘルメット着用が任意となる実証実験を開始した。
この実証実験は、2021年7月30日(金)に産業競争力強化法に基づく「新事業特例制度」を用いた電動キックボードによる公道での実証実験計画の認定を受けており、電動キックボードの道路交通法上の扱いが「小型特殊自動車」となり、ヘルメット着用の任意化や最高速度が15km/hに制限されるなど、走行条件の変更が適用されている。
今回の実証実験では、姫路市の職員と神姫バスグループの社員に、姫路駅から半径2kmのエリア内において、通常業務の移動手段として電動キックボードを使ってもらう。歩行者、自転車、自動車などが安全に共生するために必要なデータのほか、自転車や徒歩と比べ行動範囲がどのように変わるのかといったデータの取得を目指す。
■経済産業省の特例措置と実証の内容について
経済産業省の特例措置内容
・道路交通法における区分:小型特殊自動車
※道路運送車輌法上は、現行法と同様「原動機付自転車」の扱い。
・速度制限:最高15km/h(機体で制限)
・走行場所:車道、自転車道と一方通行だが自転車が双方通行可とされている車道
・走行時のルール:ヘルメットの着用が任意(安全の観点から着用を推奨)、免許の帯同、自賠責保険の加入
・機体要件:ナンバープレートやミラーの装着など、原動機付自転車にもとめられる保安基準を満たすこと
■実証内容
実施期間:2021年8月12日(木)~10月29日(金)終了予定
実施協力:神姫バス株式会社、姫路市役所、三井住友海上火災保険株式会社、MS&ADインターリスク総研株式会社