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2023年12月6日【社会インフラ】

ハロータクシー、高松・関空間の貸切直行便を本格運行

坂上 賢治

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国の補助事業で運行。運休続く高速バスの代替手段以外にインバウンド期待も

 

ハロータクシー(本社:香川県高松市、代表:寺師 大祐)は12月5日から、香川県高松市内と関西国際空港間の貸切直行便タクシーの本格運行を開始した。

 

まずは運休が続く高速バスの代替手段として高松市の関空利用者にとっての利便性向上を目指し、更にコロナ禍前を超えるほど急速に回復している訪日外国人観光客の利用にも期待ーを寄せている。

 

運行者のハロータクシーは、昭和39年創業。香川県高松市を中心に活動してきた。
平成10年からは福祉・介護タクシー(高松市消防局認定)をスタート。昨今のタクシーサービスに対する顧客ニーズに応え、ライフスタイルの変化や少子高齢化等時代に併せて多様化したサービスを展開しているという。

 

なお関西国際空港間の運行は24時間365日体制で、高松市内・関西空港どちらからも乗車可能。また高松市内ならどこでも送迎可能な上に、関西空港からの乗車も可能であるため、片道だけでなく往復での利用もできる。

 

例えば高松市内の自宅前から送迎して欲しい場合は、大きなゴルフバッグや重たいスーツケースも自宅前まで用意できれば、後はドライバーに任せて楽々移動することができる。更に先の通り、24時間365日対応しているため、早朝・深夜のフライトに合わせていつでも送迎可能としている。

 

また貸切直行便であることから、ビジネス出張や家族旅行、最大9名までの団体送迎として活用できる。社内には無料Wi-Fiも完備しており、ビジネス利用では周囲を気にすることなくオンライン会議や電話も可能。気になる車種は、プリウス等のセダンタイプ、アルファードやハイエースのジャンボサイズにも対応している。

 

事業自体は交通・観光連携型事業に採択されており、高速料金や諸費用を除く運賃を定価の半額で利用することが可能。高速料金や諸費用を含む総額は、最大4名乗車のセダンサイズで40,400円(税込)、最大9名乗車のジャンボサイズで51,200円(税込)となる。電車移動の際は、ひとりあたり約1万円程度費用が掛かるため、家族や複数名であれば同等費用で利用可能という。

 

なおハロータクシー側では、交通事業者は乗務員不足による影響が深刻で、交通アクセスの改善が大きな社会課題となっていることから、運休続く高速バスの代替手段だけでなく、訪日観光客の移動手段として新たな需要創出も見込んでいる。

 

社名:有限会社ハロータクシー
本社所在地:〒760-0080 香川県高松市木太町1356-3
代表取締役:寺師 大祐
事業内容: 一般乗用旅客自動車運送事業 訪問介護事業
設立: 昭和39年12月

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。