国の補助事業で運行。運休続く高速バスの代替手段以外にインバウンド期待も
ハロータクシー(本社:香川県高松市、代表:寺師 大祐)は12月5日から、香川県高松市内と関西国際空港間の貸切直行便タクシーの本格運行を開始した。
まずは運休が続く高速バスの代替手段として高松市の関空利用者にとっての利便性向上を目指し、更にコロナ禍前を超えるほど急速に回復している訪日外国人観光客の利用にも期待ーを寄せている。
運行者のハロータクシーは、昭和39年創業。香川県高松市を中心に活動してきた。
平成10年からは福祉・介護タクシー(高松市消防局認定)をスタート。昨今のタクシーサービスに対する顧客ニーズに応え、ライフスタイルの変化や少子高齢化等時代に併せて多様化したサービスを展開しているという。
なお関西国際空港間の運行は24時間365日体制で、高松市内・関西空港どちらからも乗車可能。また高松市内ならどこでも送迎可能な上に、関西空港からの乗車も可能であるため、片道だけでなく往復での利用もできる。
例えば高松市内の自宅前から送迎して欲しい場合は、大きなゴルフバッグや重たいスーツケースも自宅前まで用意できれば、後はドライバーに任せて楽々移動することができる。更に先の通り、24時間365日対応しているため、早朝・深夜のフライトに合わせていつでも送迎可能としている。
また貸切直行便であることから、ビジネス出張や家族旅行、最大9名までの団体送迎として活用できる。社内には無料Wi-Fiも完備しており、ビジネス利用では周囲を気にすることなくオンライン会議や電話も可能。気になる車種は、プリウス等のセダンタイプ、アルファードやハイエースのジャンボサイズにも対応している。
事業自体は交通・観光連携型事業に採択されており、高速料金や諸費用を除く運賃を定価の半額で利用することが可能。高速料金や諸費用を含む総額は、最大4名乗車のセダンサイズで40,400円(税込)、最大9名乗車のジャンボサイズで51,200円(税込)となる。電車移動の際は、ひとりあたり約1万円程度費用が掛かるため、家族や複数名であれば同等費用で利用可能という。
なおハロータクシー側では、交通事業者は乗務員不足による影響が深刻で、交通アクセスの改善が大きな社会課題となっていることから、運休続く高速バスの代替手段だけでなく、訪日観光客の移動手段として新たな需要創出も見込んでいる。
社名:有限会社ハロータクシー
本社所在地:〒760-0080 香川県高松市木太町1356-3
代表取締役:寺師 大祐
事業内容: 一般乗用旅客自動車運送事業 訪問介護事業
設立: 昭和39年12月