南風原町(所在地:沖縄県、町長:赤嶺正之)は6月17日、次世代移動サービスMaaSを通じた地域活性化を目指してCommunity Mobility、沖縄セルラー電話と包括連携での協定を締結した。
南風原町は、「高齢化率や免許返納数の増加による外出機会の減少」「子育て世代の共働きの増加による子どもの送迎負担が大きい」「観光客の移動手段が少ない」等を課題に掲げており、運転免許証を持たない高齢者や子どもなどの移動困難者や、観光で訪れる旅行者の移動支援の必要性を模索していた。
そこで南風原町は、Community Mobility、並びに沖縄セルラー電話と連携してAIオンデマンド交通サービスを導入。それにより商業施設や健康増進施設、観光施設などへの外出機会を創出し、域内の移動総量を増加させることにより、域内生活者のQOL向上や地域経済の活性化を目指す。
具体的な取り組みでは、日本国内26箇所で活動しているAIオンデマンド交通サービス『mobi』をCommunity Mobilityが提供。沖縄セルラー電話は、ICT 先端技術や地域共創の仕組みを活用することでCommunity Mobilityと連携し、南風原町の地域交通上の課題解決をサポートしていく。
包括連携協定の概要は以下の通り
締結日:2024年6月17日(月)
目的:次世代移動サービスMaaSを通じて、南風原町の地域活性化と住民サービスの向上に寄与する。
連携事項:
(1)地域経済活性化に貢献する次世代モビリティサービスの検討
(2)地域交通の利便性の向上に関する取り組みの実施
(3)次世代モビリティサービスの実装に向けた実証実験の実施
(4)その他、本協定の目的を達成するために必要な事項