日本を代表するレースシリーズ「SUPER GT」のプロモーターであるGTアソシエイションは10月22日、2020年8月1〜2日開催の「SUPER GTオンライン・チャリティオークション」の落札額を全額、日本財団に寄付したことに対して、笹川陽平会長から、感謝状を進呈されたと発表した。
「SUPER GT オンライン・チャリティオークション」は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策に従事する医療関係者の支援を目的としたチャリティオークションで、SUPER GTシリーズの参戦エントラント、参戦ドライバー、関係各所らが出品した総数236点すべてが落札され、落札成立額の総額は2720万円となった。このうち、カード決済や銀行振込時の決済手数料を除いた2664万5574円を日本財団に寄付されたもの。
同オークションはGTアソシエイションの企画・運営により、「コロナ禍に打ち勝ち、再び走り出そう!」という想いのもと、シリーズ参戦エントラント、参戦ドライバーなどに幅広い出品参加を呼びかけられた。専用のオークション入札アプリを利用して、一般ファン気軽に入札参加することができる、感染症拡大防止の対策も施したオンライン型チャリティオークションとして8月1〜2日に実施された。
延べ11時間に及んだオークションの模様は8月1日(土)の前夜祭、2日(日)のオークション本番とも、「SUPER GT公式YouTubeチャンネル」を通して常時ライブ配信された。
オークションでは、元F1ドライバーの片山右京氏が出品した「片山右京1993 F1GPティレル・ヤマハ / レーススーツ&ヘルメット」(Lot.627)が356万円の最高額で落札されたのを筆頭に、出品総数236点が合計2720万円で落札成立となった。
なお、SUPER GTは10月23日から第6戦が鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で、24日(土)に予選、25日(日)に決勝が行われる予定。。新型コロナウイルス感染症の拡大以降、SUPER GTは、2020年7月の開幕戦から無観客レースが続いていたが、10月2〜4日に開催された第5戦から有観客での開催となった。第6戦以降も引き続き有観客レース開催が予定されている。