GSユアサは12月10日より、“省エネ・省資源・省コスト”をコンセプトとしたLED道路照明器具「JRB2200」シリーズの販売を開始すると発表した。
この「JRB2200」シリーズは、光源・電源ユニットの部分交換対応や、角度可変機能、マルチ対応ポールホルダーの採用、IoT拡張対応など多くの機能を有しており、公的な規格である道路照明施設設置基準※1やLEDガイドライン※2などで定める基準を満足する道路用LED照明器具だ。
昨今、LED照明の普及に伴い、道路照明でも従来の水銀灯やナトリウム灯などからLED照明への置換えが急速に進んでいるが、LED照明では将来の光源部の交換を想定していない構造の製品が多く見受けられ、照明器具一式を廃棄する必要が生じることが予想される。今回の新製品「JRB2200」シリーズでは、光源・電源回路を共通ユニット化※3、かつ交換可能な構造とすることで将来の部分補修が可能となり、経済性の向上はもちろん、廃棄処理に伴うCO2排出削減や資源の有効活用に寄与する。また、使用中の環境変化による照度や色温度の変更にも、ユニット交換で対応が可能である。
GSユアサはこれまでも、光源部の交換のみでLED化を実現する道路照明用LEDランプ LEGA:LAMP-Rを発売し、その優れた経済性と環境性能が評価され、2019年度の省エネ大賞受賞や、国土交通省が実施した「新たな道路照明に関する技術公募」において「有望な技術」に採択されるなど、各方面で評価されている。
GSユアサでは、今後も循環型社会の実現に貢献すべく、“省エネ”とともに“省資源“と”省コスト“を念頭においた製品開発を目指していくとしている。
※1 「道路照明施設設置基準・同解説(平成19年10月/日本道路協会)」による。
※2 「LED道路・トンネル照明導入ガイドライン(案)」(平成27年3月/国土交通省)による。
※3 128VA/16,500lm仕様は除く。
◾️特長
1. 光源・電源の共通ユニット化により、補修時の部分交換対応が可能。
2. マルチ対応ポールホルダーの採用により、各種ポール径(34Φ、48.6Φ、60.5Φ)へ取付け可能。
3. アーム式ポールと直線式ポールの相互の変更も対応可能。
4. 角度可変機能搭載(直線式ポール:0度~20度、アーム式ポール:-10度~+10度)。
5. 将来のスマートポール構想に対応するIoT通信機器収納に対応。
6. 照度センサー内蔵(16,500lm仕様は除く)。