西日本を中心に16の生協で構成する一般社団法人グリーンコープ共同体(本部:福岡市博多区、代表理事:日高 容子)は3月14日、配送や営業に用いる車両として、3月末までに86台のEVトラックを追加導入する。
導入済みのEVを加えると、グリーンコープとして合わせて145台のEVを導入したことになる。なおグリーンコープは、関連全事業で排出する温室効果ガスをゼロにする目標を達成させるため、2027年までにグリーンコープが営業や配送に用いる約1300台の車両を全てEV化する予定だ。
これまでもグリーンコープは「車両のEV化」「二酸化炭素を排出しない電気の利用推進」「国産品の充実による、輸送時に発生する温室効果ガスの削減」「リユース・リサイクルの推進」など、温室効果ガス削減に積極的に取り組んできた。
2024年は、温室効果ガス削減の取り組みを加速させるために、新たに「OUR GREEN」プロジェクトを始動。同プロジェクトの本格スタートに際し、今月はグリーンコープとして最大級の催しとなる「カーボンニュートラルEXPO ~今日の一歩で未来が変わる~」(3月23日:マリンメッセ福岡)を開催する。
導入するのは日野デュトロZEVで、最大積載量1トン。5時間の通常充電で100キロメートル以上の航続が可能。荷台の高さは一般的なトラックの半分ほどの約40センチメートルとなっている。
そのため女性や高齢のドライバーでも積み下ろしが簡単にできるのが特徴のひとつ。また運転席と荷物室が車内で繫がる「ウォークスルー構造」は、荷台で作業をする際に車外に出る必要がなく、ドライバーの負担を更に軽減することができる。
なおグリーンコープでは「2027年までにグリーンコープが事業で排出する温室効果ガス0」という目標を掲げている。これは温室効果ガス削減のための一連の取り組みを「OUR GREEN」と銘打ち推進するもの。
「OUR GREEN」では「無理」や「我慢」「がんばり」は長続きするものではないため、「組合員と、我慢せず、無理にがんばらなくてもよいカーボンニュートラルに取り組む」ことを目指す。「OUR GREEN」のロゴ右上が空いているのは、「あなたが加わって、カーボンニュートラルは完成する」という想いが込められているという。
導入実績
組織概要
一般社団法人グリーンコープ共同体
福岡市博多区博多駅前一丁目5番1号
代表理事 日高 容子
https://www.greencoop.or.jp/