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2025年2月17日【事業資源】

グランバレイ、「TGR」と3年連続のパートナーシップ契約

坂上 賢治

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グランバレイは2025年2月17日、昨年に引き続き、FIA世界ラリー選手権(WRC)に参戦するトヨタ自動車のモータースポーツ部門「TOYOTA GAZOO Racing」とパートナーシップ契約を締結した。

 

ちなみにFIA世界ラリー選手権(WRC)は、国際自動車連盟(FIA)が公認するFormula One(F1)、世界耐久選手権(WEC)等と並ぶ自動車競技のひとつ。

 

より具体的には、1973年に世界各地で開催されていたラリーを組織化して世界ラリー選手権としてスタートし現在まで続いている。シリーズ53年目となる2025年は、4大陸で全14戦が行われ、11月の13戦は日本の愛知県も開催される予定だ。

 

そんなFIA世界ラリー選手権に着目したグランバレイは、2025年もWRCで活躍できる日本人若手ドライバーの発掘・育成を行う「TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラム」へのサポートを継続する。

 

WRC チャレンジプログラムのラリーカー: GR Yaris Rally 2

 

この若手育成プログラムは、FIA世界ラリー選手権(WRC)で活躍できる日本人ラリードライバーを発掘・育成するため2015年にスタート。日本人若手ドライバーに対しフィンランド・ユヴァスキュラを中心にトレーニングを行ない、ヨーロッパで開催されるラリーへの参戦を通して実戦経験を積んでいくこと。そして2025年からは若手日本人のコ・ドライバー育成も開始している。

 

対してグランバレイは自らの事業領域に於いて、特定のIT製品やベンダーに依存しない中立的な立ち位置で顧客に寄り添ったコンサルティングサービスを提供する「データ×経営のスペシャリスト」集団だ。

 

2005年の創業以来、AIや機械学習、統計解析など、最新のテクノロジーを駆使したデータ分析を介し自らの事業領域に於いて、世界の強豪としのぎを削る日本企業の国際競争力強化を目指し、最先端のIT技術を駆使したデータ駆動型経営の実現を支援してきた。

 

そのような中、モータースポーツ領域で世界のトップレベルで戦える日本人ドライバーの育成を目的とするWRCチャレンジプログラムの趣旨に共感。世界へ挑み続ける日本企業を支援するなか、企業だけでなく、日本の未来を担う若い日本人の挑戦を支援したいという想いから、2023年に「TOYOTA GAZOO Racing」とパートナーシップ契約を締結。今シーズンで3年連続となる。

 

さて今年もグランバレイがサポートするトヨタ自動車の「2025年WRCチャレンジプログラム」の活動内容は、2期生の小暮ひかる選手、山本雄紀選手が「GR Yaris Rally 2」を操りWRCの一つ下のクラスとなるWRC Rally2に参戦。世界最高峰のラリー競技であるWRCに向けて必要な経験とスキルを磨く。加えて3期生の後藤正太郎選手と松下拓未選手は、Rally 3車両にてヨーロッパ各国のラリー選手権に挑み実践を通じて多くの経験を重ねていくことになる。

 

また、昨年4期生として選抜された尾形莉欧選手、柳杭田貫太選手の2名がドライバーとして。WRCチャレンジプログラム初のコ・ドライバーセレクションで選ばれた前川富哉選手はコ・ドライバーとして、ドライビング技術やペースノートの作り方・精度の上げ方などを学びながら、ラリー競技参戦に必要なトレーニングをフィンランドの地で学ぶ。

 

なお、WRCチャレンジプログラム1期生である勝田貴元選手は、昨年WRCチャレンジプログラムを修了し、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)のドライバーとしてWRCにフル参戦している。

 

こうした一連の流れを踏まえグランバレイでは、「私どもは、本プログラムを通じて、才能ある若手日本人ドライバーに多くの経験を積んで、世界に羽ばたいて頂きたいと願っております。このパートナーシップ締結を通じて、世界中の自動車ファンへグランバレイの認知度向上を図ると共に、最も過酷な環境下のラリーレースで世界の強豪に挑み続けるTOYOTA GAZOO Racingと若き日本人ドライバーを引き続き支援して参ります」と語っている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。