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2020年11月26日【MaaS】

グラフィット、ハイブリッドバイクGFR-02発表

NEXT MOBILITY編集部

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glafit(グラフィット、本社:和歌山県和歌山市、代表取締役:鳴海禎造)は11月26日、「ハイブリッドバイクGFR-02」(以下GFR-02)の製品発表を行った。

 

 

GFR-02は、2017年5月、Makuakeにて『自転車+バイク=glafitバイク スマートな折り畳み式電動ハイブリッドバイク』のプロジェクトを開始し、応援購入総額1億2800万円超えを当時の支援販売額の日本記録を樹立した「ハイブリッドバイク GFR-01」(以下GFR-01)が3年の時を経て、フルモデルチェンジしたもの。ユーザーの声を取り入れ、総合的なパフォーマンスを向上させている。

 

 

12月には東京と大阪にて、ハイブリッドバイクGFR-02をいち早く体験できる「特別先行試乗体験会」を開催する。街中での走行を通じ、日常生活の移動パートナー、移動のニューノーマルとしての実力を試してもらいたいという。

 

 

■移動のニューノーマル、日常生活の良きパートナー ハイブリッドバイクGFR-02

 

2020年、新型コロナウイルス感染症で予想だにしなかった事態が世界中で起こり、私たちの生活そのものも見直さざるを得ない状況になった。時差出勤やテレワークを取り入れるなど、三密を回避するため公共交通機関の混雑緩和や利用の見直しが進み、移動のニューノーマルとして、自転車やバイクなど「マイクロモビリティ」へシフトする動きが加速している。

 

これにより、世界的に急激なコロナ需要が起こり、マイクロモビリティに関連する多くの工場では部材生産が今も追い付いていない。GFR-02については、昨年から準備を進め、ようやく発表を迎えることができたという。

 

しかし、近々の新型コロナウイルス感染第3波による影響で、ファーストロットの一部部材調達さえも見通せない状況となっており、製品発表と同時に行う予定であった先行予約販売を見送ることとしている。

 

 

■ハイブリッドバイクGFR-02のフルモデルチェンジ

 

全国各地でGFR-01を愛用するユーザーに、グループインタビューや、WEBアンケート、オンラインヒアリング調査などを実施。今回のフルモデルチェンジは、安全性、信頼性、使い勝手の向上を目指し、すべてのユニットの見直しを行っている。

 

GFR-01 ユーザーグループインタビューより、ユーザーの改善要望の抜粋
・ミラーサイズを変更してほしい ※特に右ミラーの後方視認性が必要
・クランクのサイズを大型化して欲しい ※自転車状態の走行能力をあげたい
・自走時のパワーを強化して欲しい  ※登坂力をあげたい

 

GFR-01のユーザー登録者向けWEBアンケート調査結果より

 

 

 

 

 

■ハイブリッドバイクGFR-02 について

 

 

装いも新たな4色展開
・FLASH YELLOW(フラッシュイエロー):閃光のようにまばゆく鮮やかなイエロー
・MATTE BEIGE(マットベージュ):上品でオシャレセンスをくすぐるマットな質感のベージュ
・SHIRAHAMA WHITE(シラハマホワイト):和歌山県にある” 白良浜の真っ白なビーチ”をイメージ
・TIDE BLUE(タイドブルー):潮の満ち引きする深く青い大海原のイメージ

 

 

ハイブリッドバイクGFR-02の特徴
・公道走行OK!「自転車」×「バイク」のハイブリッドバイク

 

 

GFR-02は、原付第一種として道路運送車両法に合致する保安部品を完備した「自転車」と「バイク」を掛け合わせた、100%電動のハイブリッドバイク。自転車モードでは自転車と同様、ペダルを漕ぐだけで、バイクモードではスロットルを廻すだけで走行することが可能。

 

また、GFR-01ユーザーの声を反映し、保安部品のひとつであるミラーは、視認性を大幅に改良し、さらに普通自転車にも適合できるよう、カタチが変形する。(意匠/特許出願中)。さらに、ペダル走行時の走行速度の高速化のため、クランク側のチェーンリングの大型化や回転検知式からペダル踏力に応じてモーター駆動に変更するなど、より便利で快適に利用できるよう改良された。

 

 

100%電動、自宅で充電可能

 

動力はリチウムイオンバッテリーで、100%電動。家庭用のコンセントで充電可能なので、ガソリンスタンドにわざわざ行く時間コストも削減できる。1回の充電は約4時間で電気代は約10円程度、25キロ走行(仮定)とすれば0.4円/ℓとコストパフォーマンスに優れている。

 

 

折りたたみできてコンパクト

 

GFR-01の購入動機の1つでもあった折りたたみ機能、しかし「もっと簡単に折りたたみたい」というユーザーの声をもとに、折りたたみしやすさの向上を目的として、ハンドルポストを左折れから右折れに変更された。

 

また、折りたたみ時に安定して自立できるよう、シートポストの長さの見直しも行い利便性を向上させている。アパートの玄関やベランダなど狭小スペースにも折りたたむことでコンパクトに収納できたり、車のトランクに積むことや輪行なども可能になり、バイクの利用シーンが大幅に広がる。

 

 

YubiLock(ユビロック)

 

GFR-01でも好評であったYubiLock(ユビロック)を標準装備。鍵を持たなくても、自分の指がバイクの鍵になる。更に、指を置くだけのワンステップ認識を採用。以前よりも指紋認証の精度が向上している。

 

 

BMU(Battery Management Unit)

 

 

バッテリーパック内には パナソニック株式会社の提供するUBMC(Universal Battery Management Cloud) サービスに適合する BMU(Battery Management Unit)が搭載されており、バッテリーパックとクラウドの間のデータのやり取りは、GFR-02用に新規開発したGSC(glafit Smart Connect)モジュールおよび利用者のスマートフォンにインストールされるglafit専用アプリを経由して行われ、正確なバッテリーの電池残量の表示などが可能。

 

バッテリー内部の状態を細かく監視し、放電充電制御をおこなうなど、様々な使用環境下でもリチウムイオンバッテリーの性能を長く保つことができるようになった。更に今後は、UBMC サービスを利用し「走行可能距離予測値」などのデータが表示されるようになる。

 

また、glafit専用アプリは、YubiLock(ユビロック)での開閉が反応しにくい方でも、アプリでスムーズな電源のON/OFFが可能。将来的にアプリでキーコードをシェアすることで、バイクのシェアリングも可能になる。

 

 

後日発売予定の「モビチェン」適合車両
来年初夏を目指し開発を進めている「モビチェン*」の後付けが可能(特許出願中)。
後付け後は、日本初の自転車と電動バイクという2つの車両区分の切り替えが認められる状態になり、「バイクの電源をOFFにし、ナンバープレートを覆った時は道路交通法上、普通自転車」として取扱いされるようになる。

 

電動バイク時は原付第一種、自転車時は普通自転車として、道路交通法において1台の車両が2つの法律上のカテゴリーの切り替えを認められることになる。これは、サンドボックス制度を活用のうえglafitのみが認められた措置となる。

 

 

■GFR-02スペック
– 車両名:GFR-02
– 本体サイズ(展開時):全長約1250mm、全幅約600mm、全高約950mm
– 折りたたみサイズ:全長約650mm、全幅約450mm、全高約600mm
– 軸間距離:900mm
– 最高速度:約30km/h ※1

 ※1 運転者の体重、斜度、走行状況等使用条件により異なる。
– 出力:0.25kW
– 走行距離:約25KM ※2

 ※2 使用条件により異なる。
– 駆動方法:チェーン(ペダル走行)、インホイールモーター(バイク走行)
– 制動装置形式:ディスクブレーキ
– タイヤサイズ:14×2.125
– 適正空気圧:280kPa
– バッテリー種類:リチウムイオンバッテリー
– バッテリー電圧:36V
– バッテリー容量:9.6Ah
– バッテリー重量:約1.8kg
– 充電時間:約3.5時間
– 乗車定員:1名

 

 

■特別先行試乗体験会応募要項
– 応募期間: 2020年11月25日(水)~2020年12月2日(水)18時まで
– 抽選日: 2020年12月 3日(木)
– 開催日:
 【東京会場】12月5日(土)6日(日)7日(月)各日9:30~,11:00~,13:00~,14:30~
 【大阪会場】12月12日(土)13日(日)各日9:30~,11:00~,13:00~,14:30~
– 応募フォーム: https://forms.gle/NgnRH21YrxcvtAoV8

 

 

■glafit

https://glafit.com/products/GFR/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。