米・ゼネラルモーターズ(GM)は米国デトロイト時間の5月2日、以下の上級役員の職務交替並びに変更を発表した。
スティーブ・カーライル氏、GMでの41年間の在籍を経て引退
まず、エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼北米担当プレジデントとして北米エリアのリーダーを務めて来たスティーブ・カーライル氏は、GMに於ける41年間の勤務を経て引退することを選択した。
現在61歳のカーライル氏は、2020年9月からGMの北米事業を率いて来た。それ以前は、2018年4月からキャデラックの上級副社長兼社長を務めていた。
更に遡ると2014年11月からGMの社長兼マネージング ディレクターを務め、2010 年から米国セールス オペレーション担当バイスプレジデント。2007年から2010年までは東南アジア事業部の社長兼マネージング ディレクターを務めた。
ロリー・ハーベイ氏を北米を率いる新たなリーダーとして任命
上記を踏まえ目下、グローバル・キャデラック担当バイス・プレジデント(2020年9月から)を務めるロリー・ハーベイ氏は、先のカーライル氏の後任として2023年6月1日付けでエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼北米担当プレジデントに任命される。
現在55歳のハーベイ氏は、2018年3月にキャデラック北米セールス・サービス・マーケティング担当副社長としてキャデラックに入社。
それ以前は、英ボクソール・モーターズの会長兼マネージング ディレクターを務めるなど、ヨーロッパと中東で様々な役職を歴任して来た。
ジョン・ロス氏をグローバル・キャデラック担当副社長に任命
次にカスタマーケアおよびアフターセールス担当のグローバル・バイス・プレジデントを務めるジョン・ロス氏は、2023年6月1日付けで、先のハーベイ氏に代わってグローバル・キャデラック担当バイス・プレジデントに任命される。
現在54歳のロス氏は、2020年からGMのカスタマーケアおよびアフターセールス チームを率いて来た。彼はまた2013年から2018年までGMカナダの販売、サービス、マーケティング担当副社長を務めた。
ちなみにGMカナダの役職に就く前は、キャデラックブランドの販売とサービスで指導的地位を務めるなど、ロス氏は32年間に亘ってGM傘下で販売・サービスの役職を担って来ている。
ジョシュ・タベル氏をカスタマー&アフターセールス担当責任者に任命
続いて目下、バッテリー電気トラックおよび SUV のエグゼクティブ・チーフエンジニアを務めるジョシュ・タベル氏が、先のロス氏の後任として2023年6月1日付けでカスタマーケアおよびアフターセールス担当のグローバル・バイス・プレジデントに任命される。
目下44歳のタベル氏は、GMで21年近く在籍。2019年以来、バッテリー電気トラックとSUVのエグゼクティブ・チーフ・エンジニアを務めて来た。
それ以前は、中型トラック、中型トラック、バンなどの車両開発に係るチーフ・エンジニアであり、シボレーボルトEV、スパークEV、ボルト、キャデラックELR などの自動運転車や電気自動車のチーフ・エンジニアも務めた。
これらの上級役員の職域交代についてGMマーク・ロイス社長は「ロリーとともに、スティーブは過去数年間、キャデラック ブランドの変革に於いて重要な役割を果たしてきました。彼らのリーダーシップの下で、当社の北米事業は、更なる将来の成長を見据えています。
またロリー、ジョン、ジョシュは経験と強力なリーダーシップ スキルを備えており、今後もブランド、ディーラー、顧客に対する強いコミットメントを維持していきます」とのコメントを記している。