(写真左から)GM会長兼最高経営責任者メアリー・バーラ氏、現代自動車グループ会長ウィスン・チョン氏
ゼネラルモーターズ( GM)と現代自動車(Hyundai Motor Company)は9月12日(米国NY・東部標準時/午前6時)、主要な戦略分野に亘る将来の協力を模索する契約を締結した。これに伴いGMと現代は、相互補完的な規模と強みを活用してコストを削減し、より幅広い車種と技術をより早く顧客に提供する方法を探る。
潜在的な協力プロジェクトは、乗用車および商用車、内燃機関、クリーンエネルギー、電気、水素技術の共同開発と生産を中心に展開される。両社は、世界有数のOEMメーカーとして、バッテリー原材料や鉄鋼などの分野での共同調達の機会も検討する予定だ。
(写真左から)GM上級副社長兼GMインターナショナル社長のシルパン・アミン氏、ゼネラルモーターズ社長のマーク・ロイス氏、GM会長兼最高経営責任者のメアリー・バーラ氏、現代自動車グループ会長のウィスン・チョン氏、現代自動車社長兼最高経営責任者のジェフン・チャン氏、現代自動車グローバル社長兼最高執行責任者のホセ・ムニョス氏
なおこの枠組み合意は、現代自動車グループのチョン・ウィソン会長とGMのメアリー・バーラ会長兼CEOによって署名された。この拘束力のない覚書の署名後、機会の評価と拘束力のある合意に向けた進展が直ちに開始される。
GMのバーラ会長兼CEOは、両社の提携により、規模の拡大と規律ある資本配分の支援により、自動車開発の効率化が図れるとし、「GMと現代自動車は互いに補完し合う強みと優秀なチームを持っている。我々の目標は両社の規模と創造性を解き放ち、より競争力のある車をより早く、より効率的に顧客に届けることだ」と語った。
現代チョン会長は、同提携により、現代とGMの柔軟性と機敏性が高められ、両社は共通の潜在的技術を押し上げていける可能性が高いとし、「現代自動車とGMは、両社の専門知識と革新的技術を組み合わせることで、主要市場と自動車分野で競争力を強化する機会を評価し、コスト効率を高め、より強力な顧客価値を提供できるようになります」と述べた。