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2024年9月13日【エコロジー】

GMと現代、未来の環境技術に係る協力関係模索で覚書

坂上 賢治

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(写真左から)GM会長兼最高経営責任者メアリー・バーラ氏、現代自動車グループ会長ウィスン・チョン氏

 

ゼネラルモーターズ( GM)と現代自動車(Hyundai Motor Company)は9月12日(米国NY・東部標準時/午前6時)、主要な戦略分野に亘る将来の協力を模索する契約を締結した。これに伴いGMと現代は、相互補完的な規模と強みを活用してコストを削減し、より幅広い車種と技術をより早く顧客に提供する方法を探る。

 

潜在的な協力プロジェクトは、乗用車および商用車、内燃機関、クリーンエネルギー、電気、水素技術の共同開発と生産を中心に展開される。両社は、世界有数のOEMメーカーとして、バッテリー原材料や鉄鋼などの分野での共同調達の機会も検討する予定だ。

 

(写真左から)GM上級副社長兼GMインターナショナル社長のシルパン・アミン氏、ゼネラルモーターズ社長のマーク・ロイス氏、GM会長兼最高経営責任者のメアリー・バーラ氏、現代自動車グループ会長のウィスン・チョン氏、現代自動車社長兼最高経営責任者のジェフン・チャン氏、現代自動車グローバル社長兼最高執行責任者のホセ・ムニョス氏

 

なおこの枠組み合意は、現代自動車グループのチョン・ウィソン会長とGMのメアリー・バーラ会長兼CEOによって署名された。この拘束力のない覚書の署名後、機会の評価と拘束力のある合意に向けた進展が直ちに開始される。

 

GMのバーラ会長兼CEOは、両社の提携により、規模の拡大と規律ある資本配分の支援により、自動車開発の効率化が図れるとし、「GMと現代自動車は互いに補完し合う強みと優秀なチームを持っている。我々の目標は両社の規模と創造性を解き放ち、より競争力のある車をより早く、より効率的に顧客に届けることだ」と語った。

 

現代チョン会長は、同提携により、現代とGMの柔軟性と機敏性が高められ、両社は共通の潜在的技術を押し上げていける可能性が高いとし、「現代自動車とGMは、両社の専門知識と革新的技術を組み合わせることで、主要市場と自動車分野で競争力を強化する機会を評価し、コスト効率を高め、より強力な顧客価値を提供できるようになります」と述べた。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。