国土交通省は2月21日、ドイツの電動垂直離着陸機( eVTOL:electric vertical take-off and landing/以下、空飛ぶクルマ )の設計製造者であるボロコプター社( Volocopter / 所在:ブルッフザール )から、開発中の機体の航空法に基づく型式証明の申請を受け付けたと発表した。空飛ぶクルマとしての型式証明申請の受理は、国内では日本のスカイドライブ、米ジョビー・アビエーションに次ぐ3件目。国交省では今後、開発の進捗に合わせて、欧州航空安全当局( EASA )とも連携し、航空機の安全性および環境適合性に係る審査を適切に進めるとしている。
[申請のあった機体について]
– 機体名証:VC2-1(VoloCity)
– 概要:リチウムイオンバッテリーで駆動する18個の電動ローターを搭載したeVTOL機。
– 機体諸元:
・機体寸法(※3):外径:11.3メートル(ローター含む)/高さ:2.5メートル
・最大搭乗者数:2名
・航続距離(試験機体の数値のため仕様変更も有り得る/また気象条件・搭乗者数等で変わる):約35キロメートル
[ボロコプター社の概要]
– 会社名:Volocopter GmbH
– 設立:2011年
– 所在地:ドイツ・ブルッフザール
– 人数規模:500名以上
– CEO:Dirk Hoke
– 事業内容:eVTOLの開発/設計/製造。
– その他:日本航空等が出資