日本損害保険協会は9月15日、最新の「全国交通事故多発交差点マップ(※)」を公表した。
また併せて、2020年(令和2年)の交通事故多発交差点のワースト10(11カ所)を発表。人身事故件数22件の「大阪府の法円坂交差点」と「福岡府の針摺交差点」が同率でワースト1となったほか、大阪府の交差点が6カ所を占める結果となった。
全国交通事故多発交差点マップは、人身事故の半数以上が発生する交差点・交差点付近での交通事故の防止・軽減を目的に、全国の地方新聞社の協力を得て、2020年の各都道府県のデータを元に作成され、今年度は、交差点情報のレイアウト変更や掲載地図の拡大などにより、閲覧性の向上も図れた。
2008年度から公表されているマップは、都道府県ごとに、交差点の特徴や事故類型の主な要因・予防策等を紹介。事故多発交差点の情報は、地図メーカーのカーナビデータにも採用され、ドライバーのへの直接的な注意喚起にも活用されていると云う。
日本損害保険協会は、このマップを、交通事故の低減について考えるためのヒントとして、また事故防止に向けた交差点改良を検討するための参考資料として、過去のデータ(※)と併せて活用して欲しいとしている。
※全国交通事故多発交差点マップのURL:https://www.sonpo.or.jp/about/useful/kousaten/2020/
[2020年の全国ワースト10]
<順位、人身事故件数、都道府県、交差点名称>
1位(同率2カ所)、22件、大阪府、法円坂交差点
1位(同率2カ所)、22件、福岡府、針摺交差点
3位、18件、大阪府、梅新東交差点
4位(同率2カ所)、16件、大阪府、讃良川交差点
4位(同率2カ所)、16件、大阪府、西本町交差点
6位(同率3カ所)、15件、大阪府、谷町9丁目交差点
6位(同率3カ所)、15件、大阪府、樋之口町交差点
6位(同率3カ所)、15件、福岡県、六本松交差点
9位、14件、兵庫県、七宮交差点
10位(同率2カ所)、13件、東京都、大原交差点
10位(同率2カ所)、13件、香川県、上天神西交差点
■全国交通事故多発交差点マップ:https://www.sonpo.or.jp/about/useful/kousaten/2020/