アイシン精機関連子会社の光南工業は3月22日、日本水素ステーションネットワーク(JHyM)と共同で建設を進めてきた「光南水素ステーション刈谷」を、同日開所したと発表した。なお、光南水素ステーション刈谷は、光南工業初の水素ステーションとなる。
アイシン精機は、水素社会の拡大に向けてこれまでも、グループにおいて家庭用燃料電池「エネファーム」等の製品を開発してきたが、今後はインフラ整備を通じて、クリーンエネルギーの活用も促進することで、脱炭素・循環型社会の実現を目指すとしている。
また現在、同じ刈谷市に本社を置く、豊田自動織機、デンソー、トヨタ紡織らトヨタグループ4社と、燃料電池バス「SORA」を通勤バスとして導入する準備を進めており、国や愛知県が推進する脱炭素・循環型社会の実現に向けた取り組みに、連携して貢献していくとしている。
[水素ステーションの概要]
– 名称:光南水素ステーション刈谷
– 開業時期:2021年3月22日
– 所在地:愛知県刈谷市昭和町2丁目18番地
– 設備仕様:
・オフサイト式の定置型ステーション
・供給能力:300Nm3/時間
・充填圧力:82Mpa
・ドライブスルー洗車機設
[光南工業概要] (2021年3月現在)
– 会社名:光南工業株式会社
– 設立:昭和34年2月2日
– 資本金:78百万円
– 株主:
アイシン化工(株)、アイシン精機(株)、アイシン開発(株)、アイシン高丘(株)、アイシン・エィ・ダブリュ(株)
– 売上高:219億円(2019年3月期)
– 従業員数:127名(2020年3月末現在)
– 取締役社長:廣瀨 隆久
– 本社所在地:〒473-0928 愛知県豊田市生駒町寿18番地
– 主な事業内容:石油製品販売、空調工事・機器販売
– 営業所:
北海道営業所(苫小牧市)・東北営業所(仙台市)・北陸営業所(富山市)・九州営業所(菊池郡)
– サービス・ステーション(ガソリンスタンド):
豊田市(1)・刈谷市(1)・安城市(2)・西尾市(1)・岡崎市(1)・名古屋市(1)
※アイシン精機株式会社とアイシン・エィ・ダブリュ株式会社は、2021年4月1日に経営統合され、アイシンに社名変更される。
■日本水素ステーションネットワーク:https://www.jhym.co.jp/