東芝デジタルソリューションズ(東芝DSL)は、高頻度で大量に発生するIoTデータやビッグデータの管理に適した、同社開発のスケールアウト型データベース「GridDB」のSQL(注2)インターフェースのソースコードを、6月17日から無償公開する。
従来のNoSQL(注1)に加え、SQLインターフェースのソースコードを公開することで、データの見える化や分析を容易にし、オープンイノベーションのさらなる加速に貢献すると云う。
TDSLは、オープンイノベーションを通じた新しい価値創出を目指し、2016年にGridDBをオープンソースソフトウェアとして公開。コミュニティを通じて技術向上を目指すとともに、関連ソフトウェアとの相互接続性を高めてきた。
今回、さらにオープン化を加速し、GridDBの商用版のみで使用可能だったSQLインターフェースを、オープンソースソフトウェアの「GridDB Community Edition v4.5」として無償公開。データベースのインターフェースとして標準になっているSQLを使用可能とすることで、オープンソースソフトウェアユーザによるアプリケーション開発効率や、ソフトウェア同士の相互接続性の向上を図る。
TDSLは今後も、IoTやビッグデータによるデジタルトランスフォーメーションやサイバーフィジカルシステムを支えるデータベースとして、GridDBを強化していくとしている。
注1:SQL(Structured Query Language):RDBMSで利用されるデータの定義や操作を行うデータベース言語。
注2:NoSQL:伝統的なリレーショナルデータベース管理システム (RDBMS) とは異なる新しいデータベース管理システムの総称。
■GridDBオープンソース公開サイト:https://github.com/griddb/
■GridDB開発者向けサイト:https://griddb.net/ja/
■GridDB商品情報サイト:https://www.toshiba-sol.co.jp/pro/griddb/