東日本高速道路(NEXCO東日本)、中日本高速道路(NEXCO中日本)、西日本高速道路(NEXCO西日本)と宮城県道路公社の高速4社は3月15日、土日・祝日に各社が管理する高速道路を利用するETC二輪車を対象に、料金を定率で割り引く「二輪車定率割引」を、4月6日から実施すると発表した。
二輪車定率割引は、観光利用の多い土日・祝日のツーリング需要を喚起し、二輪車の利用促進や地域の活性化等を目的に2022(令和4)年に初めて実施。
今年度の割引では、対象となる走行条件が見直され、従来の各インターチェンジ相互間の1回の走行距離が「100km」を超える走行から20km短縮。対象道路内の走行の内、各インターチェンジ相互間の1回の走行距離が80kmを超える走行を対象に、利用料金を37.5%割引く。
なお、割引の適用には、利用前までにインターネットでの申し込みが必要となるが、当日の天候などを踏まえ、申し込みは走行直前でも可。また今年度から、2日(または3日)間続けて利用する際の申込みがまとめてできるようになった。
[二輪車定率割引について]
1.割引対象日
・2024(令和6)年4月6日(土)~11月30日(土)(※)の土曜日、日曜日、祝日の内、利用前までに申し込みを行った日。
※北海道内は4月6日(土)~10月27日(日)の期間で実施。
2.対象車両
・ETC無線通信により対象道路を走行する二輪車。
3.対象道路 ※詳細 (PDF)
・NEXCO3社および宮城県道路公社が管理する高速道路(一部を除く)。
<割引対象外の道路>
・第三京浜道路、横浜新道、横浜横須賀道路、第二阪奈道路、第二神明道路、関門トンネル、沖縄道、東京湾アクアライン(アクアラインは、二輪車定率割引の適用対象からは外れるが、走行距離の判定には含まれる)。
4.割引内容
・対象道路内の走行の内、各インターチェンジ相互間の1回の走行(※)距離が80kmを超える走行を対象に37.5%割引。
<走行例>
※割引後料金は、四捨五入による10円単位の端数処理が行われる。
<利用日を跨ぐ走行等の取扱い>
<平日が土日・祝日に挟まれる場合の取扱いの例>
※1回の走行:原則、入口から出口まで高速道路を流出することなく走行することを指す(本線料金所等を通過する場合を含む)。但し、特定のインターチェンジ又は料金所(以下、インターチェンジ等)および新直轄区間等を経由して対象道路を乗り継ぐ場合は、1回の走行とみなして各対象道路の走行距離を合算。詳細はNEXCO西日本の「一走行と見なす箇所 」(PDF)を参照。
※利用になるインターチェンジ間に複数の経路がある場合は、最も安価となる料金が適用されるため、走行距離は、実走行距離ではなく、最短経路の距離での判定となる。なお、利用区間の割引適否、対象距離、割引後料金など、割引の判定に関する詳細は、NEXCO西日本の「距離・料金検索サイト 」で確認可(3月25日14時開設)。
5.申込方法等
– 申込開始:2024年3月25日(月)14時~
– 申込方法:
NEXCO中日本の「速旅 (はやたび)」で会員登録後、利用日、ETCカード情報、ETC車載器管理番号などを入力の上、利用前までに申し込む。
※既に会員登録している場合には、新たな会員登録は不要。
※ETCコーポレートカードは会員登録および利用申込の対象外。
※利用日の前日に対象道路に流入して利用日に流出する場合、また、利用日に対象道路に流入して利用日の翌日に流出する場合も割引の対象になる。
6.注意
・休日割引、深夜割引の適用要件を満たす利用の場合は、割引後料金が最も安価となる割引が適用される。
・一走行が80kmを超える走行のみ、その走行全てが割引対象となる(利用日の走行距離の合計で判定するものではない)。
・申し込みの際に登録されたETCカードおよびETC車載器が付いた二輪車で対象道路を利用すること。それ以外の場合には、通常料金(ETC時間帯割引が適用される場合は、割引後の料金)が徴収される。
・二輪車は車とは違い、風雨などの天候による影響を受けやすく、また、ちょっとした事故でも重大事故に繋がるおそれがあるため、道路の利用前には天気予報などをチェックした上で、安全・快適なドライブに配慮すること。
※今後は、道路整備特別措置法第3条に基づき、国土交通大臣あてに申請し、事業許可を受けた上で割引を実施していく予定。