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2024年8月23日【ESG】

フードトラックカンパニー、肥後銀行と地域事業の支援契約

坂上 賢治

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キッチンカーの製作販売を担うフードトラックカンパニーは8月23日、熊本県の肥後銀行とビジネスマッチング契約を締結。当地での創業支援拠点「スタートアップ ハブ くまもと(スタハブくまもと)」に於いてキッチンカーによる開業支援に協業する。

 

上記フードトラックカンパニーは、運営のしやすさと、開業のしやすさに特化したオリジナルのキッチンカー製作・販売会社。1年間に約350台のキッチンカーを製作・提供している。

 

 

株式会社フードトラックカンパニー
・本社:〒153-0051 東京都目黒区上目黒4-10-4
・電話:03-6671-5299
・FAX:03-6732-3169
・代表取締役社長 太田昭(おおた あきら)
・資本金:30,000,000円
・設立:2017年12月
・公式サイト:https://foodtruck.co.jp/

 

また先に示した肥後銀行は、1925年(大正14年)設立の熊本県熊本市中央区に本店を置く地方銀行。熊本県屈指の金融機関であり、熊本県の指定金融機関だ。

 

企業理念としては「(1).お客様第一主義に徹し、最適の金融サービスを提供します」「(2).企業倫理を遵守し、豊かな地域社会の実現に積極的に貢献します」「(3).創造性に富み、自由闊達で人間尊重の企業文化を確立します」を掲げている。

 

そんな同銀行は2015年10月、鹿児島銀行と共同持株会社「株式会社 九州フィナンシャルグループ」を設立。「お客様や地域の皆様の資産や事業、地域の産業や自然・文化を守り、引き継ぐことで地域の未来を創造すること」を存在意義と考え、持続的な地域社会の実現を目指している。

 

 

株式会社肥後銀行
・設立:1925(大正14)年7月25日
・代表取締役頭取:笠原 慶久(かさはら よしひさ)
・本社所在地:〒860-8615 熊本県熊本市中央区練兵町1番地
・公式サイト:https://www.higobank.co.jp/

 

さてフードトラックカンパニーでは、2017年12月の開業から、これまで1500回以上の「キッチンカー開業セミナー」を全国各地で開催してきた(2024年8月時点)。そうしたビジネスマッチング活動が肥後銀行に認められたことに伴い、今後はスタハブくまもと(熊本県熊本市)にて両社協業による定期的なセミナー開催を実施していく構えだ。

 

 

より具体的には、直近に於いて9月5日(木)11時から「スタハブくまもと(スタートアップ ハブ くまもと)」で「キッチンカー開業セミナー」を開催する予定。

 

この「スタハブくまもと(スタートアップ ハブ くまもと)」は、熊本県内での創業・開業志望者に対して「3つのハブ機能(産官学金をつなぐハブ・ビジネスパートナーをつなぐハブ・地域ネットワークで起業・創業をサポート)」で、オールくまもと体制で支援するワンストップ・プラットフォームとなっている。

 

「スタハブくまもと」のパートナー企業・団体には、肥後銀行の他にも熊本県・熊本市・熊本県商工会議所連合会・熊本県内各大学・日本政策金融公庫など、約80の団体・企業が名を連ねている。

 

 

スタハブくまもとの概要
・所在地:〒860-0807 熊本県熊本市中央区下通1丁目9-9 肥後銀座通ビル
・電話番号:096-353-1188

 

フードトラックカンパニーでは、キッチンカー開業セミナーとその後のフォローアップにより、キッチンカーの事業計画立案から車両販売までを担う。対して肥後銀行は、セミナー参加者を対象として、キッチンカー事業に必要な資金を事業者ローンとして融資。両社が協業することで、キッチンカー開業希望者へ事業計画作成から資金調達まで支援する体制を整えた。

 

当該活動では、キッチンカーの開業セミナー・開業コンサルティングや保健所の許可申請代行業務(フードトラックカンパニー行政書士事務所の請負)など、複雑なキッチンカー開業手続きをワンストップで対応し、開業の手間とコストを省くサービス提供を推し進めていくという。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。