マツダが1989年に発売した小型オープンスポーツカーの初代「ユーノス ロードスター」が、日本自動車殿堂(JAHFA)の2019年の歴史遺産車に選定された。
「4代にわたる変わらぬコンセプト」、「累計生産台数100万台を超え、世界記録を更新し続けている」、「魅力的なスタイリング、クルマを操る楽しさを提供し、日本の技術水準の高さを世界に知らしめた」ことが評価された。
マツダ車がJAHFA歴史遺産車に選定されるのは、1967年発売のコスモスポーツに続いて、今回が2回目(2003年)。選定車は、日本の自動車の歴史に優れた足跡を残した名車として、日本自動車殿堂に登録、永く伝承される。
ロードスターは、1989年の発売以来30年にわたって「人馬一体」を標榜し、ライトウェイトスポーツカー特有の楽しさを一貫して提供。国や文化、世代を超え、これまでに累計100万台超が生産されている。
また、日本だけではなく、「2人乗り小型オープンスポーツカー」生産累計世界一のギネス世界記録(*)をはじめ、世界の国々でも200を超える賞を受賞。2015年に発表した4代目ロードスターは、「2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤー」、2016年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」をダブル受賞するなど、高く評価されている。
なお、表彰式は11月15日(金)に、学士会館(東京都千代田区)で行われる。
マツダは今後も、クルマ本来の魅力である「走る歓び」にあふれるカーライフの提供を通じて、ユーザーの人生をより豊かにし、特別な絆を持ったブランドになることを目指すとしている。
*:Guinness World Records Limitedによる認定。
■日本自動車殿堂・歴史遺産車:http://www.jahfa.jp/category/history-car/