中部電力と丸紅が共同設立した合同会社のフリートEVイニシアティブ(以下、FEVI)は、長野県飯田市と信南交通、中部電力が取り組むEVバスの充電を活用したエネルギーマネジメントの実証に基づき、EVバスの最適運用に関する実証を、1月15日に開始する。
この実証では、信南交通の商用路線でEVバスを運行させ、乗合バス事業におけるEVバスの運用に関する知見を得ることを目的に実施。具体的には、運行スケジュールに応じた最適な充電方法を検討することで、車両電動化に伴うCO2削減、EVバスの新たな価値の創出(BCP対策等)、再生可能エネルギーの利用拡大、電力消費のピークコントロールによる電気料金の抑制、急速充電器の稼働率の向上によるコスト低減を実証する。
FEVIは、物流・運輸事業者等の車両電動化を通じて、CO2削減に貢献すると共にに、電動車両の蓄電機能を活用したBCP対策や再生可能エネルギーのさらなる活用についても提案を進めていくことで、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。
[実証の概要]
– 実証期間:2021年1月15日~2022年3月31日
– 実証場所:信南交通(長野県飯田市・市内循環線等を運行)
– 使用車種:BYD製小型電気バスJ6(1台)
– 実証内容:運行スケジュールに応じた最適な充電方法を検討することで以下の効果を実証。
・車両電動化に伴うCO2削減。
・EVバスの新たな価値の創出(BCP対策等)。
・再生可能エネルギーの利用拡大。
・電力消費のピークコントロールによる電気料金の抑制。
・急速充電器の稼働率の向上によるコスト低減。
– 役割分担:
・FEVI:実証の運営・評価、EVバスの導入支援、急速充電器の設置、充電マネジメント等。
・信南交通:EVバスの運行、運行データの提供など。
■信南交通:https://www.shinnan.co.jp/
■ビーワイディージャパン:https://bydjapan.com/