ABARTH(アバルト)は11月19日、小児がんや重い病気と闘う子どもたちに勇気を与える「ビーズ・オブ・カレッジ(勇気のビーズ)」プロジェクトのために支援金を集めるクラウドファンディング「Share Christmas」の実施を発表した。期間は2020年11月18日(水)から2020年12月25日(金)まで。
現在、コロナ禍で入院中の子ども達は今まで以上に辛い思いをしている。感染症対策のため、家族との面会は人数・時間共にかなり制限されているほか、院内のアクティビティは中止、プレイルームで集まって遊ぶことが難しい病院も多い状況だ。緊急事態宣言解除により一旦緩和の傾向であったが、全国的に新規感染者が増大したことで対策を再度強化した病院もある。地域ごとの差はあるものの、具体的な収束が見えない現在、子ども達の入院生活はさらに楽しみの少ない状況にあるという。
「ビーズ・オブ・カレッジ」プログラムは世界8カ国で数百以上、国内では23の病院に導入されている。白は化学療法、黒は穿刺、手術のときは星・・・色や形それぞれに意味のあるビーズに、子ども達は医療従事者である「ビーズ大使」と一緒に振り返りながら紐を通す。辛い経験を振り返り可視化することで、「頑張って乗り越えた」自信をつけ、次の治療に臨む勇気を得ることができるそうだ。小児がんの子どもが退院するまでに受け取る平均的なビーズの数は、約900個にもなる。
現在、4病院が「ビーズ・オブ・カレッジ」プログラムの新規導入を検討中であることからも、ニーズが高まっていることは明らかだ。全国の「ビーズ大使」の人によると、「コロナ禍で、コミュニケーションツールとしてとても役立っている」「ほかに楽しめることがない」「心待ちにしている友達との面会が制限されたことで、以前よりもビーズ繋ぎを頻繁にやりたがる子がいた」「家族との面会の際に今まで以上にビーズを介して会話が弾んでいるようだ」。
「ビーズ・オブ・カレッジ」の一人あたりの費用は1年で約15,000円になり、2009年の導入以来認定NPO法人 シャイン・オン・キッズが負担している。今回、より多くの子どもたちが「ビーズ・オブ・カレッジ」プログラムに参加できるよう、ABARTHは支援を募ることとした。支援金は30人の子ども達の1年間のビーズ・オブ・カレッジ参加費用+「はじめてセット」に当てられる。支援金を集めることにより、このような深刻な状況でより多くの子どもたちが「ビーズ・オブ・カレッジ」プログラムに参加ができるようになる。
■「Share Christmas」概要
・期間:2020年11月18日(水)〜 2020年12月25日(金)
・目標金額:500,000円
・認定NPO法人 シャイン・オン・キッズ:https://ja.sokids.org/
・クラウドファンディングページ:https://greenfunding.jp/fca/projects/4231/
■認定NPO法人 シャイン・オン・キッズ
認定NPO法人 シャイン・オン・キッズは、日本の小児がんや重い病気の子どもたちとその家族を力づける活動や医療チームと治療の充実のための活動、研究開発への支援と小児がんの認知を高めるために向かって活動する。
■ABARTH(アバルト)
FCAジャパン(本社:東京都港区、社長:ポンタス・ヘグストロム)の取り扱いブランド。「チャレンジスピリット」を⼤切にする。⼩児がんや重い病気と闘う⼦どもたちの「⼼のケア」のための活動を⾏う認定NPO法⼈「シャイン・オン・キッズ」の理念に深く共感し、⻑年にわたりサポートを続けている。⼀⼈でも多くの⼦どもたちが、⾃信と勇気を持って、次の治療に臨めるように、さまざまイベントや取り組みをサポートする。