フォルシアは5月24日、上海汽車から商用車大型フリート用の水素タンクを受注したと発表した。
中国最大手の自動車メーカー上海汽車からの受注により、フォルシアは累計売上2億5000万ユーロを超える受注を獲得したことになる。フォルシアは、2021年にゼロエミッション水素ソリューションの受注額5億ユーロを達成するという目標を掲げている。
なお、今回の上海汽車からの受注と平行して、フォルシアは、ミシュランとの合弁事業であるシンビオと共に、Safraとステランティスの小型商用車、バス、商用車に燃料電池スタックと水素貯蔵システムを供給する。さらに、今夏から4年間にわたり、スイスのHyundai Hydrogen Mobilityに納入される現代自動車の大型トラック1,600台にも水素貯蔵システムを供給する。フォルシアとルノーも2021年初め、小型水素商用車向けの水素貯蔵システムにおいて提携することを発表している。
フォルシア最高経営責任者(CEO)、パトリック・コラーのコメント
今回の契約は、当社がCLDの株式の過半数を取得して以来中国で初の受注となります。受注額と展開地域の両面における当社の燃料電池システム事業の成長は、水素モビリティに対する私たちのビジョンと戦略を裏づけるものです。また、水素ソリューション分野の当社の技術と業界でのリーダーシップの証明でもあります。