ダイエーは、食品廃棄物削減を目的に、8月20日(月)から、フードバンク活動に取り組む団体と、16店舗で新たに連携を開始し、同取り組みを107店舗に拡大する。
フードバンク活動は、賞味期限内に廃棄処分される食料品を、必要とする人に届ける社会福祉活動であると同時に、廃棄削減による食品リサイクルにつながる地球環境保全活動でもある。
ちなみに、フランスでは、2016年2月に大手スーパーマーケットがまだ食べられる食品を廃棄処分することを禁じる法律(食品廃棄禁止法)を成立している。
同社は、食品廃棄物の削減に向けた取り組みを推進。その一環として「外箱の破損等の理由から店舗での販売が困難な商品のうち、未開封かつ賞味期限内の加工食品」、または「各家庭で消費されないまま残っている未開封かつ賞味期限内の加工食品」を対象に、店舗を通じて各団体への寄付を実施。今回、取り組みを行う店舗が、累計100店舗を超えたとしている。
ダイエーは今後も、この活動を通じて地域貢献活動、および地球環境保全活動に積極的に取り組んでいくとしている。
[フードバンク活動の概要]
<今回新たにフードバンク活動団体と連携する店舗>
※店舗名は、グルメシティをGC、フーディアムをfdと表記
<目的>
各団体と当社が連携することにより、社会全体の食品廃棄の削減を目指す
<対象となる食料品(条件)>
・未開封であること
・賞味期限まで1ヶ月以上あること
・常温保存が可能であること
・製造者または販売者が表示されていること
・成分表示またはアレルギー表示があること
※上記条件に当てはまるものであっても、アルコール類や手作り品は対象外
<取り組み内容>
・店舗にて、賞味期限が迫っている、もしくは外箱の破損などの理由から販売が困難となり、やむを得ず廃棄予定となった食料品のうち、上記の条件を満たしている食料品を各団体に寄贈する。
・店内に専用の回収ボックスを設置し、家庭で消費されない上記条件を満たす食料品の提供協力を、店頭ポスターや店内放送などを通じて呼びかけ、回収した食料品を各団体に寄贈する。
回収ボックス設置期間:毎月第3月曜日~翌日曜日までの7日間(全店舗共通)
[フードバンク活動団体と連携中の店舗(91店舗)]
※店舗名は、グルメシティをGC、ダイエーグルメシティをDGC、フーディアムをfdと表記
■参考:(ジェトロ)欧州 廃棄食品削減の動き活発化(PDF):https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/01/2daaf50a862997fb/20160067.pdf