ユーグレナ(以下「ユーグレナ社」)は5月14日、ジェイアールバス東北(以下「JRバス東北」)が宮城県で運行する定期観光バス『仙台お散歩号・松島お散歩号』にて、ユーグレナ社の次世代バイオディーゼル燃料(以下「バイオ燃料」)が使用開始されたことを発表した。
車両は、東北地方で数少ない2階建てバス(ダブルデッカー車)。バイオ燃料のバスでの使用は、東北地方では初めてとなる。
バイオ燃料は、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ、以下「ユーグレナ」)と使用済み食用油を原料に使用し、バス自体の内燃機関を変更することなく使用することが可能な次世代バイオディーゼル燃料。
バイオ燃料は、燃料の燃焼段階ではCO2を排出するが、原料となるユーグレナも使用済みの食用油の原材料である植物も成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、燃料を使用した際のCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されている。
なお、燃料となるバイオ燃料は、ユーグレナ社のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント(以下「バイオ燃料製造実証プラント」)で製造され、JRバス東北に提供されたもの。なお、今回の導入は化石燃料由来の軽油とバイオ燃料の混合燃料となる。