「サステオ」が隅田川の屋形船の運航で9月に使用された時の模様。左から船宿三浦屋の新倉社長、屋形船東京都協同組合の佐藤理事長、東京都の小池知事、ユーグレナの出雲社長。
ユーグレナ社は11月18日、バイオ燃料導入促進事業に係る協定を、東京都と、10月31日付で締結したと発表した。これを通して、東京都と共に、製造・販売する次世代バイオ燃料「サステオ」を様々なモビリティ等に活用し、その活用促進と普及を目指すとしている。
東京都では、都民・事業者等へ働きかけを通じて、電力のHTT(H=減らす/T=創る/T=蓄める)や、“ゼロエミッション東京”の実現に向けた対策を推進。その一環として、屋形船(※1)や「TOKYO LIGHTS(トウキョウライツ)2022」での電源供給車の燃料の一部にユーグレナ社の「サステオ」を使用する(※2)など、バイオ燃料の活用を進めてきた。
※1:(ユーグレナ社)ユーグレナ社の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」 国内初、隅田川の屋形船に使用(2022年9月7日付ニュースリリース): https://www.euglena.jp/news/20220907/
※2(ユーグレナ社)ユーグレナ社の次世代バイオ燃料「サステオ」を「TOKYO LIGHTS2022」に使用 東京の秋の夜空をサステナブルに彩ります(2022年9月15日付ニュースリリース): https://www.euglena.jp/news/20220915-2/
「サステオ」は、2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナの食用屋外大量培養技術を確立し、それらを活用した食品等の開発・販売をはじめ、バイオ燃料の製造・開発を展開するユーグレナ社が、販売するバイオジェット燃料(SAF)および次世代バイオディーゼル燃料。使用済み食用油や微細藻類ユーグレナから抽出した油など、食料との競合や森林破壊といった問題を引き起こすことのないバイオマス原料から製造されており、分子構造が石油由来の燃料と同等であることから、既存の内燃機関に負荷をかけること無く使用可能。バスや船舶、飛行機といった陸・海・空のモビリティで活用されている。
今回、東京都とユーグレナ社は、さらなるバイオ燃料の活用促進と普及を目的に、バイオ燃料導入促進事業に係る協定を締結。今後は、様々なモビリティ等でバイオ燃料を活用すると共に、バイオ燃料の意義を広くPRを行っていく。
<協定の内容>
1.バイオ燃料の様々なモビリティ等での活用に関すること。
2.バイオ燃料の広報・普及啓発に関すること。
なお、ユーグレナ社では、協定下の取り組みとして、9月に引き続き11月11日~13日に開催された「TOKYO LIGHTS 2022」の電源供給車の燃料の一部に「サステオ」を提供。また、11月~12月には、屋形船での「サステオ」使用も予定していると云う。
[屋形船へのサステオ提供]
①屋形船大江戸 <㈱プレジャークルーズ >(品川区北品川)
– 運航期間:2022年11月25日(金)から、約2週間。
– 運航ルート:品川~天王洲~お台場~隅田川を運航予定。
②船宿釣新 <㈲船宿釣新>(墨田区本所)
– 運航期間:2022年12月5日(月)から、約2週間。
– 運航ルート:隅田川周辺~お台場を運航予定。
③屋形船山田屋 <㈱山田屋>(墨田区八広)
– 運航期間:2022年12月5日(月)から、約2週間。
– 運航ルート:荒川エリア・隅田川エリア~お台場を運航予定。
ユーグレナ社:https://euglena.jp