山万(本社:東京都中央区日本橋小網町6番1号、代表取締役社長:嶋田 哲夫、以下「山万」)は11月6日、2020年11月7日(土)より、千葉県佐倉市ユーカリが丘地域において、新規の路線バス事業(以下「ユーカリが丘コミュニティバス」)を開始することを発表した。
事業開始に先立ち、開業記念式典を2020年11月6日(金)に開催。国土交通省関東運輸局長河村俊信氏、千葉県知事森田健作氏、佐倉市長西田三十五氏を含め多くの来賓が参加し、華やかな出発式となった。
式典では、山万代表取締役社長の嶋田哲夫は次のように挨拶した。「コロナ禍での開業となりましたが、今回のコミュニティバスはユーカリが丘線の補助交通として、また高齢者や子育て中のママさんたちの移動手段としてご利用いただき、地域の活性化に少しでも役立てればと考えております。」さらに河村関東運輸局長、森田知事、西田市長も、コミュニティバスへの期待のコメントを寄せた。
今回のコミュニティバスは、ユーカリが丘ニュータウンの中心を走る山万ユーカリが丘線を補完し、周辺の住宅地や商業施設、福祉施設や病院などを含めた街中を網の目のように運行するとともに、ユーカリが丘線で発行する定期券や回数券でも乗車することも可能だ。これにより、高齢者や子育て世代が暮らしやすく社会参加しやすい住環境を実現し、日常生活における移動手段をシームレスに提供できるようになる。
また来年2月より、山万・ジョルダン・パナソニックが協力し、「顔パス決済乗車」の実証実験を行い、乗降データの検証後に山万ユーカリが丘線の改札と連携や、電気バスから電動モビリティに至るまでの街の交通網をシームレスに機能させてMaaS(全ての交通手段による移動を、ひとつのサービスで完結させること)の実現を目指す。式典では実際に、河村関東運輸局長、森田知事、西田市長らが「顔パス乗車」の体験を行なった。
【ユーカリが丘コミュニティバス(ユーカリが丘ニュータウン循環線)概要】
– 運行系統数:5路線
– 運行時間:8:20~20:50
– 運行車両数:7台(中型ノンステップバス(60人乗)4台、小型ノンステップバス(27人乗)3台)
– 車いす・ベビーカーの利用可能
– 料金形態:大人(中学生以上):200円 小人(小学生以下):100円
※山万ユーカリが丘線で発行する有効期限内の定期券及び回数券での乗車も可能。
– 詳細:https://town.yukarigaoka.jp/yukariline/bus/
【「ユーカリが丘」概要】
1971年に開発が開始された今年で50年目を迎えるニュータウン。千葉県佐倉市に立地し総開発面積245ha(計画総人口約3万人)で、山万株式会社が開発を手掛けている。「自然と都市機能が調和した21世紀の新・環境都市」を目指し、京成本線ユーカリが丘駅周辺の住宅・商業一体の超高層建築物を含む立体開発と、新交通システム「山万ユーカリが丘線」の各駅徒歩10分圏内に展開される一戸建の平面開発が行われてきた。1997年から「千年優都…シティミレニアム」をテーマに「いつまでも住み続けられる街づくり」に挑戦し続けている。(2020年9月末現在人口:18,753人、世帯数:7,687世帯)
ユーカリが丘公式タウンポータルサイト:https://town.yukarigaoka.jp/