川崎重工業は8月2日、ヤンマーパワーテクノロジー、ジャパンエンジンコーポレーションの2社と、共同出資新会社「HyEng株式会社」を設立した。
3社は、2021年4月に、日本の脱炭素化と海事産業・造船工業・舶用工業の発展に寄与すべく、純国産エンジンメーカーとしての技術を結集し、世界に先駆けて舶用水素燃料エンジンの共同開発に合意した。また、共同出資の新会社「HyEng 株式会社」設立についても基本合意し、その内容は、2021年5月に開催された日本財団主催の「「ゼロエミッション船シンポジウム」にて発表している。
「HyEng 株式会社」の設立により、水素燃料エンジンの共同開発・市場投入に向けた取組みをさらに前進させることで将来的な水素燃料船の普及拡大に貢献し、日本海事産業の活性化と船舶分野の脱炭素化による持続可能な社会の実現を目指すとしている。