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2024年3月1日【MaaS】

エリア版MaaSアプリ「CentX」累計100万DL突破

坂上 賢治

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名古屋鉄道が2022年3月26日にサービスを開始したエリア版MaaSアプリ「CentX」が、2月24日に累計100万ダウンロードを突破した。これを記念して、4月上旬に100万ダウンロード達成記念キャンペーンを実施する予定という。

 

 

そんなCentXのサービス拡充策は以下の通り

 

 

(1)マイ駅・マイバス停の拡充
2023年3月:マイ駅:名古屋市営地下鉄・豊橋鉄道を追加、マイバス停:名古屋市営バス・豊鉄バス・岐阜バスを追加
2023年10月:マイ駅:直近3本時刻表の機能アップデート、マイバス停:東鉄バス・知多バスを追加

 

 

(2)CentXwebチケットにおける名鉄グループ以外との連携
2022年7月:蒲郡市(名鉄電車&名鉄バス 蒲郡シーサイドフリーパス)
2022年10月:愛知高速交通(藤が丘・八草~愛・地球博記念公園)、愛知環状鉄道(土日に乗ろうのりのり1dayパス)
2023年1月:春日井市(かすがいシティバス1日乗車券)
2023年3月:各務原市(アクア・トトぎふおでかけきっぷ、空宙博おでかけきっぷ)
2023年4月:多治見市(ききょうバス1日乗車券)
2023年6月:長良川鉄道(1日フリーきっぷ)、名阪近鉄バス(1日フリーきっぷ)
2023年10月:樽見鉄道(1日フリー乗車券)、養老鉄道(1日乗車券)

 

 

(3)ハイキングのデジタル化
2022年10月より「WEBナビ名鉄のハイキング」のサービスを開始し、その後、非対面でのスタート受付。ハイキングコース上の自分の位置が把握できる地図機能。コース中の施設で利用可能なクーポンの取得。ハイキング参加ポイントの蓄積。同ポイントを使用した賞品交換など、従来のハイキングに加えて新たなサービスもすべてスマホ1台で対応してきた。

 

 

(4)エリアdeふらっとウォーク
2023年9月より、「WEBナビ名鉄のハイキング」の機能をベースに、新たに「エリアdeふらっとウォーク」のサービスを開始。自治体や企業が独自のコースを設定できる他、開催期間や景品等も自由に設定できるようにした。
2023年9月~:廃線跡ウォーク(東濃鉄道)、東海オンエア聖地エリアdeふらっとウォーク(岡崎市)
2023年10月~:中山道ウォーキング~東美濃遍~(岐阜県、東美濃歴史街道協議会)
2023年11月~:かりまるおでかけキャンペーン(刈谷市)

 

 

(5)全国版MaaSとの連携
エリア版MaaS構想上で、交流人口の増加による沿線・地域の活性化を目的として全国版MaaS事業者との連携を推進した。
2022年10月:トヨタファイナンシャルサービス「my route」
2022年12月:ANA「空港アクセスナビ」※現在は「旅CUBE」
2023年1月:JR西日本「WESTER」
2023年10月:JR東海「EXサービス」

 

 

(6)マイクロ版MaaSの取り組み
自治体と連携し、市町村単位でのMaaSとして、アプリだけでなくWeb版の「CentX」を提供、各地域の課題解決に資する「マイクロMaaS」の取り組みを展開した。
2021年1月~:おかざきもっと楽しめマース(岡崎市)
2023年1月~:move!かすがい(春日井市)
2023年12月~:とこNAVI(常滑市)

 

また更なる今後の展開策としては、交通モードや事業者の垣根を越えた地域ネットワークの強化を図り、公共交通機関の一層の利用促進を行うことで、地域公共交通の分担率の向上に貢献していきたい考え。加えて移動に留まらず、多様な生活サービスをシームレスに提供することで、中部エリアにおけるウェルビーイングの実現を目指すという。

 

名古屋鉄道では、「今後も、愛知県・岐阜県を中心とした沿線・エリアに根差したMaaSサービスとしての進化を続け、当地域の皆さまの「おでかけ」に役立つ利便性の高いサービスを提供してまいります」と話している。

 

CentXアプリ概要紹介WEBサイト    
https://www.meitetsu.co.jp/centx/info

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。