エネオス(ENEOS)は2月26日、大阪事業所(大阪府高石市)のアスファルト発電設備を、10月を目途に廃止すると発表した。
エネオスはこれまで、大阪事業所で、製油所の重油留分を燃料として発電することで、グループ内における重油留分を処理し、また電気事業にも有効活用してきた。しかし今回、重質油の需給環境および電力市場動向の変化を踏まえ、最適な事業体制を検討した結果、同事業所の発電設備の廃止が競争力向上に資するとの結論に至ったと云う。
エネオスは、電気事業を次世代事業の柱と位置づけていることから、今後も再生可能エネルギーをはじめ、新規電源の拡大を進めるとともに、最適な電源ポートフォリオを構築し、電気事業におけるサプライチェーン全体の競争力強化を図るとしている。
[大阪事業所の概要]
– 所在地:大阪府高石市高砂二丁目1番地
– 操業開始:1971年(昭和46年)
– 所長:黒木 修
– 従業員:159名(2021年2月1日現在)
– 敷地面積:129万㎡
– 発電燃料:アスファルト
– 発電能力:13万KW(自家使用除く)
■(ENEOS)事業所一覧:https://www.eneos.co.jp/company/about/branch/