ENEOS(エネオス)は1月28日、石油製品販売子会社の「ENEOSフロンティア」と「ENEOSジェネレーションズ」、「ENEOSジェイクエスト」、そして「ENEOSリテールサービス」の4社について、4月1日付で以下の通り事業の再編を行うと発表した。
1.再編の内容
・石油製品販売子会社の4社を直営事業会社、卸事業会社の2社体制とする。
(1)直営事業会社
「ENEOSフロンティア」に、「ENEOSジェネレーションズ」と「ENEOSジェイクエスト」を吸収合併の手法により統合。合併後の新会社名を「ENEOSモビリニア」とする。
(2)卸事業会社
「ENEOSフロンティア」の卸事業を、吸収分割の手法により、「ENEOSリテールサービス」へ統合。新会社名を「ENEOSフィーチャス」とする。
2.新会社の概要
(1)ENEOSモビリニア(ENEOS Mobilineer)
– 商号の由来:
〝Mobility(モビリティ)〟 と〝Pioneer(パイオニア)〟 の2つの言葉を組み合わせた造語で、モビリティサービスを中核とし将来に向かって革新的な挑戦を続けたいという想いが込められている。
– 本社所在地:東京都港区芝公園2-4-1 芝パークビル
– 代表者:松本 啓介(現ENEOS常務執行役員)
– サービスステーション(SS)数:839件(2024年12月末時点)
(2)ENEOSフィーチャス(ENEOS FECHAS)
– 商号の由来:
〝Fill up Energy〟と〝Charge Smile〟の頭文字を組み合わせた言葉で、利用客と共に明るい未来に向かって邁進したいという想いが込められている。
– 本社所在地:東京都港区芝4-1-23 三田NNビル
– 代表者:米原 秀和(現 株式会社ENEOSリテールサービス 代表取締役社長)
– SS数:828件(2024年12月末時点)
3.再編の目的
内需の減少・コストの上昇等、一層厳しさが増すと予想される事業環境を踏まえ、販売子会社4社を再編することにより組織・機能の重複解消、合理化・効率化を進め、経営基盤の更なる強化を図ると共に、各社の強みを活かし、利用客へより良いサービスを提供することで、支持される会社を目指す。
(参考)再編する子会社の概要
■ENEOSフロンティア
– 所在地:東京都港区芝公園2-4-1
– 資本金:1億円
– 代表者:石川 正之
– 従業員数(2024年3月期):2,579人
– 売上高(2024年3月期):2,828億円
– 事業内容:直営SS、卸
– SS数(2024年12月末時点):1061件(直営535件、卸526件)
■ENEOSジェネレーションズ
– 所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい4-4-2
– 資本金:3,000万円
– 代表者:長島 茂則
– 従業員数(2024年3月期):541人
– 売上高(2024年3月期):1,532億円
– 事業内容:直営SS
– SS数(2024年12月末時点):213件
■ENEOSジェイクエスト
– 所在地:東京都中央区新川1-10-14
– 資本金:2,000万円
– 代表者:山下 正浩
– 従業員数(2024年3月期):135人
– 売上高(2024年3月期):826億円
– 事業内容:直営SS
– SS数(2024年12月末時点):91件
■ENEOSリテールサービス
– 所在地:東京都中央区新川1-8-8
– 資本金:1億円
– 代表者:米原 秀和
– 従業員数(2024年3月期):59人
– 売上高(2024年3月期):419億円
– 事業内容:卸
– SS数(2024年12月末時点):302件