エネオス(ENEOS)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)から敷地の提供を受けて建設を進めてきた、燃料電池自動車(FCV)の商用水素ステーション「東京高輪ゲートウェイ水素ステーション(東京都港区)」を、8月27日に開所した。
同社の商用水素ステーションは、43カ所目。
エネオスは、貯蔵が容易で災害時に強く(※)、利用時にCO2を排出しない水素は、究極のクリーンエネルギーであるとし、東京高輪ゲートウェイ水素ステーションは、同エリアの開発方針の1つである「地域の防災力強化と先導的な環境都市づくり」に貢献する拠点になるとしている。
また、東京 2020 オリンピック・パラリンピックゴールドパートナー(石油・ガス・水素・電気供給)として、オフィシャル水素「ENEOS水素」を供給する拠点の一つとして大会の運営を支えるとともに、大会を契機として幅広い産業分野に水素が普及するよう、引き続き水素サプライチェーンの構築に積極的に取り組んでいきたいとしている。
※災害時には、FCV などの燃料電池を非常用電源として利用することが可能。
[新ステーションの概要]
– 名称:東京高輪ゲートウェイ水素ステーション
– 開所日:2020年8月27日
– 所在地:東京都港区高輪 3-27-78
– 運営者:株式会社 ENEOS 水素サプライ&サービス
– 敷地面積:867㎡(262坪)
– 供給方式:オンサイト方式(水素製造装置をステーション内に設置)
– 水素製造能力:300N㎥/h
[東京 2020 大会用車両に水素を供給するエネオス水素ステーション] (7カ所)
<ステーション名称、所在地>
① Dr. Drive セルフ潮見公園店(福島県製造水素の販売拠点)、 東京都江東区
② 東京目黒水素ステーション、東京都品川区
③ 横浜綱島水素ステーション、神奈川県横浜市港北区
④ 千葉幕張水素ステーション、千葉県千葉市美浜区
⑤ 東京晴海水素ステーション(10 月開所予定)、東京都中央区
⑥ 東京大井水素ステーション、東京都品川区
⑦ 東京高輪ゲートウェイ水素ステーション、東京都港区
※大会専用車両の運行ルート等によっては、上記以外の水素ステーションでも供給。