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2023年1月25日【MaaS】

エネオス、マルチモビリティステーションを世田谷で開設

NEXT MOBILITY編集部

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エネオス(ENEOS)は1月25日、ラストワンマイルの移動変革を目指し、複数の電動モビリティと電動二輪向けバッテリーのシェアリングサービスを提供する「ENEOSマルチモビリティステーション」を、2月2日に東京都世田谷区に開設すると発表した。

施設には、エネオスが出資する企業が提供する全てのマイクロモビリティ(※1)サービス(LUUP(ループ)、HELLO CYCLING(ハローサイクリング)、HELLO MOBILITY(ハローモビリティ)、Gachaco(ガチャコ))を実装。同社「モビリティプラットフォーム構想(2020年1月公表/※2)」を実現したものとして、マイクロモビリティの楽しさや利便性を体験できる場になっていると云う。

 

また、建材に独自のクレジット創出プラットフォーム形成を目指し提携をしている愛媛県久万高原町(※3)の町有林を活用したCLT(※4)を用いるなど、町の森林の循環利用促進にも貢献しているとのこと。

 

エネオスは、同施設の開設を通して、グループの2040年長期ビジョンに掲げる低炭素・循環型社会への貢献に向けた取り組みを推進していくとしている。

 

 

※1:自動車よりコンパクトで機動性が高く、手軽な移動の足となる車両。
※2:エネオスのモビリティプラットフォーム構想に関するニュースリリースは以下の通り。

・2020年1月31日公表「将来のモビリティプラットフォーム構築に向けた協業について」(PDF):https://www.hd.eneos.co.jp/newsrelease/20200131_01_1090046.pdf
・2020年7月20日公表「電動マイクロモビリティの社会普及に向けた協業開始について」(PDF):https://www.hd.eneos.co.jp/newsrelease/20200720_01_1170836.pdf
・2021年3月22日公表「超小型EVシェアリングサービス実証実験の開始について」(PDF):https://www.hd.eneos.co.jp/newsrelease/20210322_01_1170836.pdf
・2022年3月30日公表「「株式会社 Gachaco」の設立について 」(PDF):https://www.hd.eneos.co.jp/newsrelease/upload_pdf/20220330_01_01_2011378.pdf

※3:(エネオス・2022年1月18日付ニュースリリース)「森林を活用した脱炭素社会の実現」に向けた連携協定の締結について(PDF):https://www.hd.eneos.co.jp/newsrelease/upload_pdf/20220118_01_01_2011378.pdf
※4:Cross Laminated Timber(JASでは直交集成板)の略称で、ひき板を繊維方向が直交するように積層接した木質系材料。耐熱性に優れ、高い強度を保有。

 

 

[施設概要]

 

<デザインコンセプト>

 

多種のマイクロモビリティを配列し、使う人々が集う場として屋根や壁という切り分けのない、オープンな構成に。単純な形の中に多様さを併せ持つ、モビリティのための“拠点”として、地域に向けたコミュニケーションの場になることを意図。

 

– 開所日:2023年2月2日
– 所在地:東京都世田谷区駒沢2丁目3番1号
– 設計・監理:株式会社三菱地所設計
– 施工:株式会社NIPPO

※開所日前日の2月1日、同施設にて開所式を実施。

 

<サービス内容>

 

・電動キックボード:6台(LUUP/株式会社Luup)
・電動アシスト自転車:6台(HELLO CYCLING/Open Street株式会社)
・電動スクーター:6台(HELLO MOBILITY /Open Street株式会社)
・電動小型自動車:2台(HELLO MOBILITY/Open Street株式会社)
・電動二輪バッテリー交換機:1基(バッテリー10個)(Gachaco/株式会社Gachaco)

 

<利用について>

 

・マイクロモビリティ(LUUP/HELLO CYCLING/HELLO MOBILITY)

事前にそれぞれのアプリをインストール&会員登録。アプリ上で利用や返却の予約・料金の支払いを行う。料金は登録時の決済方法で支払う。詳細については各アプリで確認。

 

・自動二輪向けバッテリー(Gachaco)

運営するGachacoに問い合せ(問い合わせ先:https://gachaco.co.jp/contact)。

 

 

■LUUP:https://luup.sc/
■HELLO CYCLING:https://www.hellocycling.jp/
■HELLO MOBILITY:https://www.hellomobility.jp/
■Gachaco:https://gachaco.co.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。