エネオス(ENEOS)は9月17日、同社47カ所目、中京圏で8カ所目となる商用水素ステーション「稲沢石橋水素ステーション」を、同日、愛知県稲沢市に開所したと発表した。
なお同ステーションは、次世代自動車振興センターの「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の採択を受けて建設された。
エネオスは、2014年のFCV販売開始に合わせて水素ステーションを開所。以降、四大都市圏での整備を進め、現在、そのシェアは3割強。今回開所された稲沢石橋水素ステーションのある稲沢市は、愛知県北西部に位置し、名古屋市街および岐阜県等へのアクセスも良好なことから、両県の燃料電池自動車(FCV)ユーザーの利便性向上に貢献できるとしている。
<稲沢石橋水素ステーション概要>
– 開所日:2021年9月17日
– 所在地:愛知県稲沢市石橋3丁目1番
– 運営者:株式会社ENEOS水素サプライ&サービス
– 敷地面積:1,077.49㎡(326坪)
– 形態:単独型
– 供給方式:
・都市ガス改質型オンサイト方式(水素製造装置をステーション内に設置)。
・水素製造能力:300Nm3/h
エネオスは、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、目標9「産業と技術革新の基礎をつくろう」および目標13「気候変動に具体的な対策を」につながる水素事業に於いて、今後も水素製造ならびに自動車用燃料供給に関わるインフラやノウハウを活用し、水素の「製造」「輸送」「販売」の効率的なビジネスモデルを構築し、水素社会の実現に向けた取組みを加速していくとしている。
[エネオスの水素ステーション概要]
■単独型
<供給方式、ステーション数>
・オンサイト、10カ所(うち都市ガス改質方式7カ所)、
・オフサイト、8カ所
(計18カ所)
■SS一体型
<供給方式、ステーション数>
・オンサイト、6カ所
・オフサイト 11カ所
(計17カ所)
■移動式(計12カ所)
※専用トラックの荷台に水素充填機器を搭載し、販売拠点に移動して販売。